◇プロ野球セ・リーグ 巨人3-2DeNA（25日、新潟）

巨人の阿部慎之助監督は通例となっている試合後の取材対応で、「ちょっと待って」と報道陣に一言話すと、監督控え室へ。

その後、坂本勇人選手と二岡智宏ヘッドコーチが入っていきます。1分もたたないうちに、坂本選手は部屋から出ていきました。

「大城と一緒で、一度リフレッシュさせる、身も心も」と明かした阿部監督。

「別にネガティブな意味合いじゃない。8月9月、（坂本が）いなきゃ終わるんで。そのために本人と話し合った結果なんで決してネガティブにこちら側は捉えてないです」とネガティブな意味での2軍降格ではないと繰り返しました。

坂本選手は6月14日の日本ハム戦でホームランを放ってから4試合ヒットがなく、打率は.234と低迷しています。そのため、この2試合、阿部監督は打てる捕手の大城卓三選手にファーストを守らせ、岡本和真選手をサードにすえました。

「本当は最短10日で戻ってきてほしいんだけど、もう一回やり直して、いい状態で（戻ってきてほしい）。9月だったら（シーズン）終わるからね、一回自分の体だったり、心を見直す。技術もだけど、そういう時間にあててくれと伝えました」と話した阿部監督。リーグを勝ち抜くためには坂本選手の力が必要不可欠だと強調。その坂本選手は「リフレッシュなんて言ってる場合じゃない」としています。