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【単独インタビュー】宮里藍が自身主催ジュニアゴルフ大会への思い語る 米ツアー挑戦を表明した山下美夢有&竹田麗央の強さとは?

2024年10月15日 12:00
【単独インタビュー】宮里藍が自身主催ジュニアゴルフ大会への思い語る 米ツアー挑戦を表明した山下美夢有&竹田麗央の強さとは?
インタビューに応えた宮里藍さん
◇第5回宮里藍インビテーショナルSUNTORY(12日~14日、PGMゴルフリゾート沖縄)

女子ゴルフの元世界ランキング1位である宮里藍さんが主催するジュニアゴルフ大会「第5回宮里藍インビテーショナルSUNTORY」が、12日から3日間行われました。ジュニアゴルファー35人が参加した競技会では、17歳の吉崎マーナ選手(沖縄カトリック高)が優勝しました。
このプロジェクトは宮里藍さんがジュニア世代の育成に目を向け、2019年に初開催されたもの。今年は宮里さんの悲願である、地元・沖縄での開催となりました。

このプロジェクトでは競技会だけではなく、「VISION54」を駆使したレッスンも実施。宮里さんが米ツアー参戦時に大スランプに陥った際、脱却のきっかけとなったメソッドであり、メンタル面からもジュニア育成をサポートしています。

宮里藍さんは日本テレビの単独インタビューに応じ、世界を目指すジュニアゴルファーへの期待やプロジェクトの狙い、米ツアー挑戦を表明したばかりの山下美夢有竹田麗央らの強さについて語りました。

――「宮里藍インビテーショナルSUNTORY」がついに地元沖縄で開催
「間にコロナがあって第5回になるまでに沖縄開催が現実的ではないこともあったが、手探りしながらようやく沖縄で開催できて嬉しいです」

――このプロジェクトを開催するようになったキッカケは?
「引退して何がやりたいかなと考えたら、『育成』『ジュニア』というワードが一番に出てきました。特に自分がメンタルトレーニングを積んだことでキャリアを積んでこられたと思っているので、そこの経験も踏まえて。ゴルフはメンタルスポーツだと言われるわりに、メンタルトレーニングを受けられる場所が少ないという話から、この大会でVISION54に少しずつ触れてもらえば良いのではと大会を開催する流れとなりました」

――ジュニアゴルファーに伝えたいことは?
「人としての部分と選手としての部分がそれぞれ自立していないと、好不調の波が出てきて調子の波が下がっているときにモチベーションが保てなくなります。そうすると自分の人間的な部分を受け入れてあげないと長くゴルフを続けていくのが難しくなる。VISION54はその部分のスキルアップやメソッドが多いので、それを大会を通じて感じてほしい。私自身がトータル15年プロ生活を続けてきたが、もっと長くやれたら良かったなという思いもあるので、自分をしっかり発信できる選手を一人でも多く増やして、息長く選手生活を続けてくれたらなと思います」

――世界で活躍する日本選手が増えていることについては?
「世界に出ると自分以外の選手をたくさん見ます。海外の色んな国籍の選手を見て、色んな文化に触れて、また自分のゴルフに立ち返ったときに、『これは通用する』『ここはもうちょっと伸ばした方が良い』とわかるだけで大きな変化に。海外に挑戦することはかなりプラスに応援しています。私は両親からの『国際人になりなさい』という言葉もあって、気付いた頃にはアメリカに行きたいなと思っていました」

――来季の米ツアーへの挑戦を表明した山下美夢有選手については?
「本当に正確性がある選手だなっていうのと、ミスがすごく少ないですね。ドライバーも、アイアンも。全体的に曲がり幅が狭い選手で、ボールのスピンコントロールも上手。パリオリンピックで得たものというのはおそらく私たちが思っている以上にたくさんあって、その刺激にすごく魅力を感じると思うので、必然的に世界に行きたいと思ったのでは」

――同じく米ツアーへの挑戦を表明した国内ランキング1位・竹田麗央選手の強さは?
「飛距離と正確性が同居している選手。プレッシャーがかかればかかるほど曲がらないショットが打てるタイプの選手なのかなと思います。今年はすごく地に足がついている。あれだけ勝ち続けても自分のやるべきことを淡々とやれるのがすごいですね」
最終更新日:2024年10月15日 12:00
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