◇アジアプロ野球チャンピオンシップ2023 日本10-0オーストラリア 8回コールド(18日、東京ドーム)

5回63球を投げ、無安打7奪三振という好投を見せた侍ジャパンの早川隆久投手。

「めちゃめちゃ緊張しましたし、最初も10球粘られていたので、フォアボール出したら嫌な流れだな、と思っていた」と試合後に苦笑いを見せました。

それでも尻上がりに調子を上げ、7奪三振のうち、3球三振が5つだったことに言及されると「リードしてもらった古賀くんが反応見ながら、リードしてくれたのでよかったです」とバッテリーを組んだ古賀悠斗選手への感謝の言葉を口にしました。

「普段リーグではやらないような配球で良い結果が出たので、来シーズンの引き出しが増えた」と収穫を得たことも明かした早川投手。「この経験を生かして、楽天の中でも引っ張っていける存在になりたいです」と意気込むと同時に「楽天は若手が引っ張っていかないと先がないかな、と思って頑張っていきたい」と危機感を抱いていると語りました。

その危機感はこうして同じ世代でトップを走る選手が一堂に会したことで得られた感覚だといいます。

「若手の選手が、こうやって他球団は出てきているので、うちは自分1人しか選ばれなかった。今後、楽天から3、4人出て行ければチームとしても強くなるのかなと思います」

5回までとはいえ、パーフェクトなピッチングを見せた早川投手の来季レギュラーシーズンに注目です。