内村航平の指導で飛躍 体操・土井陵輔が美しい体操で代表入りへ
代表入りを目指す体操・土井陵輔選手(写真:YUTAKAアフロスポーツ ※2022年4月撮影)
14日から開催される体操の個人総合日本一を決めるNHK杯。全日本選手権予選・決勝、NHK杯、3大会の合計点で争われる今大会は、今年の世界選手権(10月29日~11月6日・イギリス)の代表選考も兼ねています。
男子では既に代表に決まっている東京五輪2冠の橋本大輝選手を除く、上位2名が代表に内定します。
東京五輪団体銀メンバーの萱和磨選手や、北園丈琉選手らが選考レースで出遅れるなか、新星の活躍が期待されています。
注目は橋本選手と同学年の土井陵輔選手(日本体育大学3年)。土井選手は幼少期より世代別の日本代表に選出され、将来を嘱望されると、2019年高校3年生で臨んだ世界ジュニア選手権では団体金メダル、個人総合銀メダルを獲得しました。
しかし大学進学後は国内の選考会で結果を出し切れず、同学年の橋本選手に遅れをとる形になりました。
「僕だけ置いて行かれているような気分だった」と当時を振り返った土井選手。転機はレジェンド・内村航平さんの存在でした。
「内村さんが引退して拠点を日体大に移している。そこで1つ1つの技の質やトレーニングの内容を教えてもらった」と、憧れの存在から指導を受けることが飛躍のきっかけになったと語りました。
迎えた4月の全日本選手権の決勝。土井選手は美しい姿勢と着地まで意識した演技を見せると、出場選手でただ一人6種目中5種目で(完成度を表す)Eスコアで高得点の基準となる8.5以上をマークし、自身最高の3位入賞を果たしました。
目標の代表入りをかけた大会を目前に土井選手は「全日本で見つかった課題はほぼ無い。NHK杯はミス無くケガなく落ち着いて、良い演技を目標にするより、自分らしい演技をしたい」と意気込みを語りました。
男子では既に代表に決まっている東京五輪2冠の橋本大輝選手を除く、上位2名が代表に内定します。
東京五輪団体銀メンバーの萱和磨選手や、北園丈琉選手らが選考レースで出遅れるなか、新星の活躍が期待されています。
注目は橋本選手と同学年の土井陵輔選手(日本体育大学3年)。土井選手は幼少期より世代別の日本代表に選出され、将来を嘱望されると、2019年高校3年生で臨んだ世界ジュニア選手権では団体金メダル、個人総合銀メダルを獲得しました。
しかし大学進学後は国内の選考会で結果を出し切れず、同学年の橋本選手に遅れをとる形になりました。
「僕だけ置いて行かれているような気分だった」と当時を振り返った土井選手。転機はレジェンド・内村航平さんの存在でした。
「内村さんが引退して拠点を日体大に移している。そこで1つ1つの技の質やトレーニングの内容を教えてもらった」と、憧れの存在から指導を受けることが飛躍のきっかけになったと語りました。
迎えた4月の全日本選手権の決勝。土井選手は美しい姿勢と着地まで意識した演技を見せると、出場選手でただ一人6種目中5種目で(完成度を表す)Eスコアで高得点の基準となる8.5以上をマークし、自身最高の3位入賞を果たしました。
目標の代表入りをかけた大会を目前に土井選手は「全日本で見つかった課題はほぼ無い。NHK杯はミス無くケガなく落ち着いて、良い演技を目標にするより、自分らしい演技をしたい」と意気込みを語りました。