マリウポリの“製鉄所”から50人避難 7日も避難の試み続く
ウクライナ政府は6日、多くの民間人が取り残されている南東部マリウポリの製鉄所から50人が避難したと明らかにしました。
マリウポリのアゾフスタリ製鉄所は、ロシア軍に包囲され、およそ200人の民間人らが取り残されているとみられます。ウクライナの副首相は6日、製鉄所から女性や子どもなど50人が避難したと明らかにしました。
避難の試みは7日も続く予定ですが、イギリス国防省は、ロシア軍が9日の「戦勝記念日」までに陥落を目指していると分析し、攻撃がいっそう強まる懸念もあります。
その「戦勝記念日」に行われる軍事パレードの予行演習が日本時間の7日午後4時からモスクワで行いました。軍事パレードには核戦争の際に大統領が空中から指揮できる「イリューシン80」も参加するとされています。
市民「偉大な勝利の日を祝えて、光栄な気持ちです。私たちは勝ちます」
一方で、規模は去年より縮小され、欧米メディアは「軍事侵攻で弱体化したため」などと伝えています。当日はプーチン大統領が演説する予定で、その内容が焦点となっています。