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米 ウクライナに新たに最大195億円相当の追加軍事支援を行う方針を発表

2022年5月7日 9:37

ウクライナ政府は6日、多くの民間人が取り残されている南東部マリウポリのアゾフスタリ製鉄所から女性や子どもなど50人が避難したと明らかにしました。

マリウポリのアゾフスタリ製鉄所はロシア軍に包囲されおよそ200人の民間人らが取り残されているとみられます。

ウクライナの副首相は6日、製鉄所から女性や子どもなど合わせて50人が避難したと明らかにしました。避難の試みは7日も続くとしています。

ただマリウポリの地元当局は6日、民間人を避難させるために製鉄所に向かっていた車が攻撃を受け戦闘員1人が死亡したとしていて緊張が続いています。

そのアゾフスタリ製鉄所について、イギリス国防省は、ロシア軍が9日の「戦勝記念日」までに陥落を目指していると分析しています。残る人たちを早期に救出できるかが焦点です。

ウクライナ・ゼレンスキー大統領「マリウポリ市内や製鉄所からの避難作戦を続けている。同時に製鉄所内の兵士たちを救うことも交渉している。有力な仲介者に入ってもらっている」

一方でアメリカのバイデン政権は6日、ウクライナに新たに最大1億5000万ドル=およそ195億円相当の追加の軍事支援を行う方針を発表しました。砲弾2万5000発や電波妨害装置などを供与します。

これでアメリカはロシアの侵攻開始以降、およそ38億ドル日本円で5000億円近い軍事支援を行い、バイデン大統領は今回で軍事支援に使える資金をほぼ使い果たしたとも明らかにしています。

その上で、議会に対し、総額330億ドル規模の追加予算案を、速やかに可決するよう求めています。

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