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大谷翔平 偉業達成までの軌跡 自己ワースト40打席HRなしからのMLB史上初の“51ー51”

2024年9月20日 16:08
大谷翔平 偉業達成までの軌跡 自己ワースト40打席HRなしからのMLB史上初の“51ー51”
“51-51”の快挙を達成したドジャースの大谷翔平選手(写真:AP/アフロ)
日本時間20日のマーリンズ戦で、“50ー50”を上回り“51-51”に到達した大谷翔平選手。そんな大谷選手が、51号ホームランに至るまでの軌跡を振り返ります。

今季ドジャースに移籍した大谷選手の記念すべき初ホームランは、4月4日に行われた開幕9試合目のジャイアンツ戦。開幕から自己ワーストの“40打席ホームランなし”と調子が上がらない中でも、「自分らしくまずいればそれだけでいい」というロバーツ監督の言葉で気持ちが楽になったと、本拠地であるドジャー・スタジアムに快音を響かせました。

5月には、5日に1本、6日に2本、7日に1本と3試合連続ホームランを記録。15日にオラクル・パークで行われたジャイアンツ戦では、海に飛び込む“スプラッシュヒット”とはならないものの、12号となる場外ホームランを放ちました。

6月には、大谷翔平選手が今年も“6月男ぶり”を発揮、4月と5月の本塁打数はそれぞれ7本でしたが、6月は1ヶ月の間に12本のホームランをマークしました。

8月29日のオリオールズ戦では、デコピンが始球式に登場。マウンドに上がったデコピンは、キャッチャーを務めた大谷選手のもとへ見事にボールを届けました。すると大谷選手も、デコピンに負けじと試合で活躍。42号ホームランを放ちました。

9月12日に本拠地ドジャー・スタジアムで行われたカブス戦では、初回から打球速度約190キロの弾丸ライナーをスタンドに運び、47号ホームランを記録。2021年に記録したシーズン自己最多の46本塁打を更新しました。

そして48ホームラン、49盗塁で迎えた、9月20日のマーリンズ戦。WBC決勝と同じローンデポ・パークの舞台で、6打数6安打、自己最多となる1試合3本塁打を記録し、本塁打数は51本に。2001年にショーン・グリーンさんが樹立した球団記録の49本塁打を一気に塗り替えました。さらに、大谷選手はこの試合で盗塁を2つ伸ばし、MLB史上初の“51ー51”を達成しています。
最終更新日:2024年9月20日 16:10