12月7日からフィギュアスケート世界一を決める「グランプリファイナル」が中国・北京で開幕します。今年10月から行われたグランプリシリーズの結果を受けて男女各6選手が出場、日本からは男女とも3選手ずつが出場することになりました。

男子1人目の注目は鍵山優真選手。2022年北京オリンピックで日本フィギュア史上最年少となる18歳で銀メダルに輝いた日本のエースです。

昨シーズンは7月に左足首を疲労骨折した影響で苦しいシーズンになりましたが、今シーズン復帰後の11月のNHK杯ではショートプログラムで今季世界最高の105.51点をマークして3年ぶり2回目の優勝。自身初のグランプリファイナルの舞台に立ちます。

2人目は五輪2大会連続となるメダル獲得の宇野昌磨選手。

現在、世界選手権2連覇中の宇野選手。3連覇を懸け臨んだ11月のNHK杯では鍵山選手と日本勢同士の接戦を演出。ショートプログラムは2位、フリーでは4本の4回転ジャンプが回転不足と判定され鍵山選手に敗れたものの2位に輝き、グランプリファイナル進出を決めました。昨年も優勝したグランプリファイナルで連覇に挑みます。

大会最年少で出場するのは18歳・三浦佳生選手。グランプリシリーズ第5戦を初優勝。第2戦のカナダ大会でも2位に入り、昨シーズンに続いてグランプリファイナル進出を決めました。

一方、海外からは4回転アクセルが武器であるアメリカのイリア・マリニン選手、今季GPシリーズ連勝のフランスのアダム・シャオイムファ選手ら強豪選手が出場します。

グランプリファイナルの男子ショートプログラムは12月7日、フリーは9日に行われます。