元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ選手(39)が、所属するJ1のヴィッセル神戸を、7月1日にノエビアスタジアム神戸で行われる札幌戦を最後に退団することを発表しました。

イニエスタ選手は会見で「日本に神戸にそしてヴィッセル神戸に来たことは自分の人生の中でとった最高の決断の一つであり、これからもそうであり続けるでしょう」「ずっと自分はここで引退する姿を想像してきましたが、ときに物事は希望や願望通りにはいかないものです」「最終的には自分の競技面での現実と自分がプレーし続けることに対して感じている情熱を掛け合わせた結果、ここを去ることがベストの決断だと言うことをクラブとの話し合いで決断しました」と話しました。引退ではなく、次の所属先を探すとのことです。

会見中、チームメイトへの感謝の言葉を述べる際には、目頭をおさえる場面もありました。

イニエスタ選手は2018年にバルセロナを退団し神戸に加入。ワールドクラスのプレーを見せ、Jリーグに大きな影響を与えてきました。J1では113試合に出場し21ゴールを記録しています。
今季神戸は首位を走るものの、イニエスタ選手の出場試合は、途中出場からの3試合38分間のみです。

ファンからは「イニエスタありがとう」と感謝を伝えるコメントが多数寄せられているほか、「行かないで」「優勝を一緒に喜びたかった」と涙マークを並べたコメントで退団を惜しんでいます。