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【パCS】ロッテが3点差ひっくり返し劇的勝利 オリックスとのCSファイナルへ

2023年10月17日 6:00
【パCS】ロッテが3点差ひっくり返し劇的勝利 オリックスとのCSファイナルへ
16日終了時点でのパ・リーグCS
プロ野球パ・リーグは16日、クライマックスシリーズファーストステージ第3戦が行われました。

引き分け以上でCSファイナルステージ進出が決まるロッテと、勝利が必要なソフトバンク。試合は小島和哉投手と和田毅投手による投手戦となります。

小島投手は初回こそ2人のランナーを出しますが、2回には三者連続三振に抑えるなど5回まで得点を与えません。一方、42歳の和田投手も5回を被安打2と丁寧なピッチングでロッテ打線を封じます。

0-0で迎えた6回、ソフトバンクは1アウトから柳田悠岐選手がツーベースを放ちチャンスを作ると、続く近藤健介選手がライト前にヒットを放ちます。柳田選手は一気にホームを狙いますが、ライト・荻野貴司選手が好返球を見せ柳田選手はホームタッチアウト。得点は入らず緊迫した試合が続きます。

ロッテは9回、ソフトバンクの守護神・オスナ投手から途中出場の安田尚憲選手がヒットで出塁すると、送りバントもあり2アウト2塁とサヨナラのチャンスを作ります。しかし、佐藤都志也選手が空振り三振に倒れ試合は延長戦に突入します。

すると延長10回に試合が動きます。ソフトバンクはロッテの5番手・澤村拓一投手から2アウト2塁のチャンスを作ると、CSいまだノーヒットの周東佑京選手がセンターへ先制タイムリー。試合の均衡を破ると、続く川瀬晃選手、柳田選手にもタイムリーが飛び出し一挙3点を奪います。

追い詰められたロッテですが、ドラマはここから始まります。その裏、先頭の代打・角中勝也選手が粘りを見せ10球目にヒットを放ち出塁すると、続く荻野選手も内野安打で1、2塁のチャンスを作ります。

ここで打席には今季本塁打わずか1本の藤岡裕大選手。ソフトバンク津森宥紀投手が投じた初球のストレートをとらえると、打球は右中間スタンドへ。土壇場で同点に追いつきます。

さらに2アウトから岡大海選手がヒットで出塁すると、安田選手が右中間に長打を放ちます。すると、俊足の岡選手が1塁から激走を見せ一気にホームへ。ソフトバンク守備陣も必死の中継プレーでホームへ送球しますが間一髪セーフ。3点差を跳ね返し、ロッテが劇的勝利を飾りました。

この結果、ロッテが2勝1敗でCSファーストステージを突破し、オリックスとのファイナルステージに駒を進めました。

◆ロッテ4x-3ソフトバンク
勝利投手【ロッテ】坂本光士郎(1勝)
敗戦投手【ソフトバンク】大津亮介(1敗)
本塁打【ロッテ】藤岡裕大1号