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「本人もびっくりしている」準決勝敗退の楢崎智亜へ妻・野口啓代さんが思いを明かす

2024年8月8日 6:10
「本人もびっくりしている」準決勝敗退の楢崎智亜へ妻・野口啓代さんが思いを明かす
準決勝敗退となった楢崎智亜選手(写真:松尾/アフロスポーツ)
◇パリオリンピック2024 スポーツクライミング男子ボルダー&リード準決勝リードラウンド(大会13日目=日本時間7日、ルブルジェ・スポーツクライミング会場)

スポーツクライミングの男子ボルダー&リード準決勝リードラウンドが行われ、メダルを期待された楢崎智亜選手でしたが、途中で落下し得点をのばせず準決勝敗退。妻の野口啓代さんが全力を尽くした夫へコメントしました。

ボルダーを終えた段階で全体2位につけていた楢崎選手。「ボルダリングでポイントを稼いでいたので、(リードは)上まで目指していくというよりかは手堅くとっていこう」という作戦で臨みました。しかし「思ったパートではないところでスリップしてしまって失敗しました」と振り返るように、リードでのミスが響き決勝進出とはなりませんでした。

現地で観戦していた東京五輪銅メダリストで妻の野口啓代さんは「ボルダーで好発進できたのですが、リードでこれまでやってきたことを発揮する前に終わってしまったので残念」とコメント。楢崎選手が途中で落下したポイントについて「あそこが一つのポイントでボルダーの強い選手があそこで何人も落ちていて、あのポイントさえ超えられればかなり伸びるのではないかと思っていたのですが、本人もびっくりしているんじゃないかなと思います」と話しました。

最後に今まで二人三脚で歩んできた楢崎選手へ「結果は不本意だったと思うのですが、ここまですごく頑張って積み上げてきたのはみんな分かっているし、申し訳ないなと思わずに胸を張ってほしい」とメッセージも残しました。