「数年間のすべてが詰まった銀メダル」鍵山優真 目指すは“オールラウンダー”
◆北京五輪・大会7日目(2月10日)、フィギュアスケート・男子シングル・フリー
SP2位発進の鍵山優真選手(18)が201.93点、合計310.05点で銀メダルを獲得しました。
鍵山選手にとって、北京五輪は自身初のオリンピック。その中で獲得した銀メダルについて、「自分がオリンピックを夢として頑張ってきた数年間のすべてが詰まった銀メダル」と表現し、達成感に満ちた表情を浮かべます。
また今後の目標について問われると、「もっとオールラウンダーに近づいていけるようにしたい。ステップなどいろんな部分が評価される選手になりたいと思います」とさらなるレベルアップを誓いました。
◇以下、鍵山選手の演技後のインタビュー
――メダルが決まった瞬間はどんなお気持ちでしたか?
「やっぱり、この銀メダルという結果は自分がオリンピックを夢として頑張ってきた数年間のすべてが詰まった銀メダルだと思うので、今まで苦しかったこともありましたけど、それも乗り越えての今回の演技、今回の結果になったと思うので、とても自分の成長を感じています」
――北京五輪はずっと素晴らしい演技でした。フリーも集中していましたがいかがですか?
「団体とかショートプログラムとは違って、今回のフリーでもう試合が終わってしまうのだと考えるとやはり緊張してしまって、初めて緊張したんですね。ここに来てからすごくいい結果を残したい、自分の目標を達成したいというのもあるので緊張はあったけど、悔いがないように全力でやろうととにかく思っていたので、それができてよかったなというふうに、とりあえず今は思っています」
――お父さん(正和コーチ)からどんな言葉をかけられましたか?
「『おめでとう』という言葉をもらいました。ここまでの数年間オリンピックを目指してきた数年間、一緒に頑張ってきて、いろんなことを一緒に経験してきたので。それが、自分が銀メダルを取るという結果につながって一緒に喜びを分かち合えたのはとってもいいことだと思います」
――最後に、これからどんなスケーターになっていきたいですか?
「もっともっとオールラウンダーに近づいていけるような、本当に今回優勝したネイサン・チェン選手もそうですけれど、羽生結弦選手や宇野昌磨選手のように演技もステップだったり、いろんな部分が評価される選手になりたいと思います」