ベンガルズとラムズがスーパーボウル進出 最終決戦はドラフト全体1位QB対決
ラムズの攻撃をけん引するQBスタッフォード選手 【写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ】
NFLは日本時間31日、AFCとNFCのカンファレンス決勝が行われました。AFCは第4シードのシンシナティ・ベンガルズが第2シードのカンザスシティ・チーフス相手に延長戦の末に27対24で勝利。
一方のNFCは、第4シードのロサンゼルス・ラムズが第6シードのサンフランシスコ・49ersとの接戦を20対17で制しました。この結果、第56回スーパーボウルは、ベンガルズ対ラムズのカードに決定しました。
AFCの頂上決戦は、スーパーボウル出場をかけた試合に相応しく、最後まで勝負の行方が分からない展開となりました。
4年連続AFC決勝進出のチーフスは、前半にクオーターバック(QB)パトリック・マホームズ選手がパス21回中18回成功、3タッチダウンとほぼ完ぺきなパフォーマンスを披露。前半は11点リードするホームのチーフスペースで進行しました。
しかし後半は一転してベンガルズが試合の主導権を握りました。マホームズ選手に対して自由にパスを投げられていた守備陣が機能し始めて、前半の失点がうそのように後半は得点を許さず。その間に2年目の若き司令塔ジョー・バロウ選手が指揮する攻撃陣が得点を積み重ね、試合時間残り6分4秒で遂に勝ち越しに成功します。
しかし、チーフスにレギュレーション終了と同時にフィールドゴールで追いつかれ、オーバータイムに突入。コイントスで敗れたベンガルズでしたが、ここでもディフェンスが躍動。ジェシー・ベイツ選手が相手レシーバーと競り合ってはじいたボールを、ボン・ベル選手が捕球。値千金のインターセプトで攻撃権を奪取したベンガルズは、この好機に今ポストシーズン大活躍の新人エバン・マクファーソン選手が31ヤードフィールドゴールを冷静に沈めて激戦にピリオドを打ちました。最大18点差を跳ね返したチームは、1988年シーズン以来となる33季ぶりのスーパーボウルへ駒を進めました。
対するNFCの決勝も拮抗した好ゲームとなりました。
今季のスーパーボウルを開催するスタジアムをホームに持つラムズは先制するも、その後は逆転されて終盤までリードを許す苦しい展開でした。
しかし最終クオーターに、QBマシュー・スタッフォード選手とワイドレシーバー(WR)クーパー・カップ選手のホットラインが開通。今季からラムズに移籍した13年目のベテラン司令塔は、第4クオーター開始早々にエースレシーバーのカップ選手へ11ヤードタッチダウンパスをヒットします。
反撃の狼煙をあげたチームは、スタッフォード選手がその後も、カップ選手とオデル・ベッカムジュニア選手にパスを投げ分けて敵陣まで侵入し同点フィールドゴールを演出。さらに、試合残り2分を切ったところでは、スタッフォード選手がカップ選手を軸にパスを投げて進んだドライブを勝ち越しフィールドゴールにつなげました。
これで3点リードとなったラムズは、守備陣が49ers最後の攻撃をシャットアウト。守備の要アーロン・ドナルド選手が相手QBジミー・ガロポロ選手を追いかけて無理な体勢からパスを投げさせ、力なく宙に浮いたボールをトラビン・ハワード選手ががっちりキャッチ。この瞬間にラムズは3年ぶりのスーパーボウル出場権もつかみ取り、昨年のタンパベイ・バッカニアーズに続き、ホームでスーパーボウルを戦う史上2チーム目となりました。
第56回スーパーボウルは、日本時間2月14日にSoFiスタジアムでキックオフ。ベンガルズのバロウ選手は2020年の、ラムズのスタッフォード選手は2009年のドラフト全体1位指名QB。今年の最終決戦は、両チームの司令塔が“ドラ1”同士の対決となりました。
一方のNFCは、第4シードのロサンゼルス・ラムズが第6シードのサンフランシスコ・49ersとの接戦を20対17で制しました。この結果、第56回スーパーボウルは、ベンガルズ対ラムズのカードに決定しました。
AFCの頂上決戦は、スーパーボウル出場をかけた試合に相応しく、最後まで勝負の行方が分からない展開となりました。
4年連続AFC決勝進出のチーフスは、前半にクオーターバック(QB)パトリック・マホームズ選手がパス21回中18回成功、3タッチダウンとほぼ完ぺきなパフォーマンスを披露。前半は11点リードするホームのチーフスペースで進行しました。
しかし後半は一転してベンガルズが試合の主導権を握りました。マホームズ選手に対して自由にパスを投げられていた守備陣が機能し始めて、前半の失点がうそのように後半は得点を許さず。その間に2年目の若き司令塔ジョー・バロウ選手が指揮する攻撃陣が得点を積み重ね、試合時間残り6分4秒で遂に勝ち越しに成功します。
しかし、チーフスにレギュレーション終了と同時にフィールドゴールで追いつかれ、オーバータイムに突入。コイントスで敗れたベンガルズでしたが、ここでもディフェンスが躍動。ジェシー・ベイツ選手が相手レシーバーと競り合ってはじいたボールを、ボン・ベル選手が捕球。値千金のインターセプトで攻撃権を奪取したベンガルズは、この好機に今ポストシーズン大活躍の新人エバン・マクファーソン選手が31ヤードフィールドゴールを冷静に沈めて激戦にピリオドを打ちました。最大18点差を跳ね返したチームは、1988年シーズン以来となる33季ぶりのスーパーボウルへ駒を進めました。
対するNFCの決勝も拮抗した好ゲームとなりました。
今季のスーパーボウルを開催するスタジアムをホームに持つラムズは先制するも、その後は逆転されて終盤までリードを許す苦しい展開でした。
しかし最終クオーターに、QBマシュー・スタッフォード選手とワイドレシーバー(WR)クーパー・カップ選手のホットラインが開通。今季からラムズに移籍した13年目のベテラン司令塔は、第4クオーター開始早々にエースレシーバーのカップ選手へ11ヤードタッチダウンパスをヒットします。
反撃の狼煙をあげたチームは、スタッフォード選手がその後も、カップ選手とオデル・ベッカムジュニア選手にパスを投げ分けて敵陣まで侵入し同点フィールドゴールを演出。さらに、試合残り2分を切ったところでは、スタッフォード選手がカップ選手を軸にパスを投げて進んだドライブを勝ち越しフィールドゴールにつなげました。
これで3点リードとなったラムズは、守備陣が49ers最後の攻撃をシャットアウト。守備の要アーロン・ドナルド選手が相手QBジミー・ガロポロ選手を追いかけて無理な体勢からパスを投げさせ、力なく宙に浮いたボールをトラビン・ハワード選手ががっちりキャッチ。この瞬間にラムズは3年ぶりのスーパーボウル出場権もつかみ取り、昨年のタンパベイ・バッカニアーズに続き、ホームでスーパーボウルを戦う史上2チーム目となりました。
第56回スーパーボウルは、日本時間2月14日にSoFiスタジアムでキックオフ。ベンガルズのバロウ選手は2020年の、ラムズのスタッフォード選手は2009年のドラフト全体1位指名QB。今年の最終決戦は、両チームの司令塔が“ドラ1”同士の対決となりました。