池江選手1年7か月ぶり復帰 目標を突破
白血病からの復活を目指す競泳の池江璃花子選手がおよそ1年7か月ぶりに実戦復帰。涙と笑顔で復活への第一歩を踏み出しました。
池江選手が姿を見せたのは29日に都内で行われた東京都特別水泳大会。復帰レースとなる女子50メートル自由形に出場しました。
去年2月に白血病を公表し、競技復帰を目指してきた池江選手。先月には報道陣に練習を公開し、水泳ができる喜びを口にしていました。
ルネサンス・池江璃花子選手(20)「病気になって1からになっちゃったけど、こうしてまたみんなと練習ができたり、楽しい思いができて、本当に水泳をやっていて良かったと思います」
そして29日午後、少し緊張した面持ちでおよそ1年7か月ぶりとなる実戦50メートル自由形に臨みました。
自身が日本記録を持つ50メートル自由形。今大会では日本学生選手権の参加標準記録、26秒86の突破を目標に掲げる池江選手は終盤まで力強い泳ぎを見せるとこのレーストップでフィニッシュします。
注目のタイムは26秒32。目標としていた日本学生選手権の参加標準記録を見事突破してみせました。
レースを終えると涙を見せる場面も。およそ1年7か月ぶりの実戦で復活への第一歩を踏み出しました。
池江選手「やっぱりスタート台の前に立ったときは戻ってきたなという感じはしましたね。目標は26秒8を出すということだったので、しっかりそのタイムを大幅に更新することができて、またリスタートっていう形でいい形でスタートできたんじゃないかな。タイムとか順位とかは関係なく、またこの場所で泳げたこと自体に自分のことだけど感動したというか、またここに戻ってこられたんだなという実感がすごく感じられました」