中日・大野雄大が投手最高の栄誉「沢村賞」
プロ野球で最も活躍した先発完投型ピッチャーにおくられる「沢村賞」が23日に発表され、中日の大野雄大投手(32)が初受賞しました。
これを受けて大野投手は会見を開き、「プロに入る前からそうですが、入ってからも(沢村賞は)ほど遠いと思っていましたし、“まさか”という感覚ですね」と心境を語りました。
大野投手は今シーズン、最多奪三振148と最優秀防御率1.82のタイトル2冠に輝き、11勝をマーク。その中で10試合完投(うち6度完封)勝利としました。
さらに、球団新記録の45イニング連続無失点とするなど圧巻のピッチングで、中日の選手の受賞は2004年の川上憲伸さん以来16年ぶりの快挙となりました。
大野投手の活躍に堀内恒夫選考委員長は「今年は特別な年だとわかっていただきたい。みなさんにこの沢村賞によって勇気を与えてほしい」と激励しました。
今年は新型コロナウイルスの影響で開幕が大きく遅れ、過密日程となった異例のシーズン。そんな中、つかんだ投手最高の栄誉に、大野投手は「こういう賞をいただいて身が引き締まるといいますか、普段の行動からしっかりしていかんなと思いますし、見られているということを感じながら生きていきたい」と、力強く語りました。
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