ロッテからMLBドジャースに移籍し、メジャー1年目のキャンプに参加している佐々木朗希投手。

開幕2戦目の先発が濃厚とされている中、キャンプ中に行われた実戦形式の投球内容に、ドジャースのクローザーとして活躍した元メジャーリーガー・斎藤隆さんが太鼓判を押しています。

佐々木投手がマウンドに立つと、投球を一目見ようと大谷翔平選手や山本由伸投手など、総勢50名のチームメイトと関係者が集結。メジャー1年目右腕への期待の高さが伺えます。

その佐々木投手は、去年カブスで打率3割越えのボーティ選手を相手にストレートで追い込むと、最後もストレートで見逃し三振。この日は27球を投げ、打者9人に対し安打性の当たり1本という好投を見せました。

斎藤さんは「あのボールだけでも十分メジャーで通用する」と佐々木投手のストレートを絶賛。「2月の中旬で角度も質もコントロールもすべて今この段階でこれぐらい投げられる投手はそういない。間違いなくメジャー級」と話します。

さらに斎藤さんによれば、昨季リーグ優勝決定シリーズMVPのエドマン選手に打たれたストレートが、佐々木投手のすごさを象徴しているといいます。

この日唯一打たれたヒットが、エドマン選手が打った153キロのストレート。それを斎藤さんは、「メジャーリーガーが手を伸ばして打ったボールがヒットで済んだり、フェンスを越えられない」と、長打になってもおかしくないボールがヒットに抑えられるのが強みだと語ります。

その要因に「(佐々木投手の投げる)角度とボールの強さ」をあげた斎藤さんは「無敵だった」と佐々木投手のメジャーでの活躍に期待を寄せました。

(2月22日放送 日本テレビ「Going! Sports&News」を再構成)