◇プロ野球パ・リーグ　楽天ーオリックス(4日、東京ドーム)

4回までに7点を追う展開となった楽天は4回裏、4番・浅村栄斗選手に満塁ホームランが飛び出すなど、一挙5点を返し2点差にまで詰め寄りました。

先発・田中将大投手が初回に5点を失うと、2回にもセデーニョ選手にソロホームランを浴びて6失点。4回にも頓宮裕真選手に2度目のホームランを許し、4回表終了時点で9-2と、7点差の厳しい展開になります。

しかし4回裏、ヒットと四球で1アウト1、2塁のチャンスをつくると、村林一輝選手のタイムリーヒットで1点を返します。

続く伊藤裕季也選手もヒットを放ち、2アウト満塁。絶好のチャンスで4番の浅村選手に打席が回ります。対するはオリックスの2番手・小木田敦也投手。

浅村選手は空振りと見逃しで追い込まれますが、快音を響かせたのは3球目でした。小木田投手の外角低めのスライダーを捉えます。打った瞬間確信の当たりは、バックスクリーンへ飛び込む満塁ホームランとなりました。

SNSではファンから「しびれた」「浅村様のグラスラ返し」「これで分からなくなってきた」と喜びの声が集まっています。

初回、頓宮選手に満塁ホームランを浴びた楽天ですが、4回に浅村選手がやり返す形に。このホームランで、一気に9-7と2点差に迫っています。