5日、卓球世界ランキング6位の早田ひな選手が、8月に大規模火災が起きた福岡県北九州市の旦過市場へ100万円を寄付しました。

北九州市出身の早田選手にとって旦過市場は幼少期の思い出が詰まった特別な場所。祖母が旦過市場で買ってきた“ぬかみそ炊き”が食卓に並ぶのが日課だったといいます。

午前中には、実際の火災現場にも足を運び「規模の大きさと火災の被害の大きさにすごく胸が痛くなりました」と思いを口にしました。

今回寄付した100万円は火事の直後に行われたTリーグ個人戦「ノジマカップ」の優勝賞金。

「自分自身何かできることはないかと思っていたんですけど、優勝して100万円贈呈してもらうと聞いたときに、少しでも力になればと思って寄付を決めました」

9月末には中国で開催する世界選手権も控えている早田選手。「しっかり結果を出していくことで、被害にあった方々に少しでも元気を与えられたらいいなと思っています。そういった方々の思いも含め1戦1戦大事に頑張っていきたいと思います」

地元への思いも胸に、早田選手は世界一をかけた戦いに挑みます。