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「浮き沈みあるけどみんなで大きい波を作っていこう」今季2勝目阪神矢野監督 試合前に文字職人からエール

2022年4月15日 22:55
「浮き沈みあるけどみんなで大きい波を作っていこう」今季2勝目阪神矢野監督 試合前に文字職人からエール
今季2勝目を挙げた阪神・矢野燿大監督
プロ野球セ・リーグ 阪神4-1巨人(15日、甲子園球場)

開幕から1勝1分け15敗と苦しんでいる阪神は引き分けを挟んで6連敗中。この日、長いトンネルを抜ける勝利を巨人から収め、今季2勝目を挙げました。

◇以下、試合後の矢野燿大監督のインタビュー

――伝統の一戦、接戦を制しました。まずは今日の勝利おめでとうございます。

「ありがとうございます」

――今晩のゲームで甲子園球場が一番わいたのが5回、佐藤輝明選手の逆転2ランだったと思いますが、どんなふうに歓声をお聞きになりましたか?

「もちろんみんなが期待しているように僕もホームランと思ってましたし、2アウトからだったんでね、より大きなホームランになりましたし、いい場面でね、打ってくれてうれしいです」

――4回までと、5回のあの攻撃のあとの球場の雰囲気がガラッと変わったように思いました。いかがですか?

「やっぱテル(佐藤輝明選手)が打つとそういうムードというのは変わる力を持っている選手なので、それもやっぱりヤギ(先発の青柳晃洋投手)が頑張ってるってことのほうがもしかしたら大きいのかなと思いますけど」

――先発・青柳投手が今シーズン初登板初先発、8回1失点。監督からはどんなふうに見えましたか?

「初回に1点取られましたけど、そのスタートから落ち着いてずっとヤギらしく投げてくれたのでね、どこまで行こうかなっていうところで8回まで行ってくれたというのは本当に大きいし、ベンチに帰ってきてもずっと声出してくれるんでね、本当にチームにとって、ヤギにとってもね、ちょっとスタート遅れましたけど、いいスタートになったなと思ってます」

――エースが好投して佐藤輝明選手が打ちますと、今日のようにファンが喜ぶ素晴らしいゲームになるんですね?

「もちろんね、毎日喜ばしたいと思って、このような結果になっていることは申し訳なく思っていますけど、全員でね全力で戦ってくれているというところには、僕もね『なんとかしていきたいな』という気持ちを毎日持ちながら戦っています」

――ゲーム展開的にはロハス・ジュニアの2ランというのが大きい1発じゃありませんでしたか?

「もちろんね、1点差というのはちょっと流れ的に嫌なところがちょっとあったんでね、そこでロハスのあの2点というのは本当に全員が『まだ行ける』っていうムードが高まったホームランになったと思います」

――相手は巨人、明日以降2戦目3戦目とありますが、阪神ファンとしましては熱い試合を期待していると思います。監督からメッセージお願いします。

「(ちょっと時間大丈夫ですか?)今日、僕の友達の文字職人の杉浦誠司さんに来て頂いて、365枚ある札の中から漢字を一文字引き当てるんですけど、僕がチームにイメージしながら引いたのが『波』という字でした。(『波』という文字を使って)出してくれたメッセージなんですけど、(色紙を出しながら)波も引く、潮も引いて波が起きる。浮き沈みあるけどみんなで大きい波を作っていこう。それは楽しむことが一番大事じゃないかってメッセージをもらってね、今日戦っていきました。誠司さんありがとうございます。そしてタイガースファンのみなさんもね、こんな状況でも応援してもらえているのは本当に感謝してますし、一緒にこれからも戦っていってくれたらなと思います。いつも本当にありがとうございます」

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