◇MLBドジャース-カージナルス(日本時間31日、ドジャー・スタジアム)

ドジャースは“MVPトリオ”が躍動し、カージナルスから先制。5回無失点の快投をみせた山本由伸投手は、勝利投手の権利を得ました。

初回、山本投手はカージナルス打線に対して、カーブやスプリットで3者連続三振。本拠地が大歓声に包まれます。その後4回には雨が降る中で力投し、5回が始まる前には約35分間の中断。それでも5回2安打5奪三振無四球無失点の快投をみせました。

打線はこの日も、1番ムーキー・ベッツ選手、2番大谷翔平選手、3番フレディ・フリーマン選手と不動のMVPトリオを形成。

初回、昨季までドジャースでプレーした右腕ランス・リン投手から、先頭のベッツ選手がヒットで出塁。迎えた大谷選手もライトへの痛烈なヒットで続くと、3番のフリーマン選手もヒットでノーアウト満塁。しかし後続が3者連続三振に倒れ、得点機を逃します。

その後も無得点が続きましたが、試合を動かしたのはMVPトリオ。5回1アウトからベッツ選手が四球で出塁。大谷翔平選手も四球を選びチャンスを広げると、フリーマン選手のタイムリーが飛び出し、待望の先制点。その後、山本投手の球を受けたキャッチャーのウィル・スミス選手の連続タイムリーでさらに1点を加えました。

ドジャースは6回から2番手のダニエル・ハドソン投手が登板。このまま逃げ切れば、山本投手はメジャー初勝利となります。