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レッドソックス澤村「興奮」移籍舞台裏語る

2021年2月18日 17:34
レッドソックス澤村「興奮」移籍舞台裏語る

メジャーリーグ、ボストン・レッドソックスへの入団が決まった澤村拓一投手がオンライン会見に応じ、「今はとても興奮しています」と、夢舞台挑戦に向けた心境を語りました。さらに、メジャー移籍の舞台裏にあった“先輩”の存在も明かしました。

ロッテから海外FA(フリーエージェント)権を行使し、レッドソックスと2年契約を結んだ澤村拓一投手(32)が日本時間18日、オンライン会見に応じ、今の心境を語りました。

「自分の投げている姿を想像した」憧れであり、夢であったというメジャーのマウンド。その挑戦権をつかみ取った澤村投手は、
「世界の優れたプレーヤーが集まるメジャーリーグで、自分の力がどれだけ通用するか、試したい気持ちがここ数年は特に強かった」と、抱き続けた思いを口にしました。

そして、「ボストン・レッドソックスの一員になれて、アメリカの舞台で勝負できるということに、とても興奮しています。とにかく、ボストンのために腕を振っていきたい」と、夢の実現にうれしさをにじませました。

今回のレッドソックス入りの裏には、元同僚の上原浩治さんの存在が大きかったという澤村投手。
「読売ジャイアンツに在籍した時から、公私ともにプライベートでも野球でもたくさんのことを教わりました。上原さんが(レッドソックス時代の)2013年にワールドチャンピオンになった時に、フェンウェイ・パークのライトのブルペンから(入場曲の)『サンドストーム』が流れてマウンドに向かう姿に僕は憧れた。上原さんの存在、そのアドバイスが僕をボストン・レッドソックスに導いてくれた」と、お世話になった先輩への感謝を示しました。

また、同じく古巣・巨人の原辰徳監督や阿部慎之助2軍監督からも、「頑張ってこいよ」と声をかけられたことを明かし、「千葉ロッテマリーンズにも、ジャイアンツにも心から感謝しています。『郷に入れば郷に従え』という言葉がありますけど、僕はどの環境に放り込まれても、なじむのは早い方だと思っています。献身的に努力をして、チームがどうやったら勝つか、自分に今何ができるかを日々考えながら、今年1年間ボストンのために戦えたらと思っています」と、新天地での更なる活躍を誓いました。

レッドソックスのバッテリー組は、19日にフロリダ州でキャンプイン。澤村投手はビザ取得の手続きなどが終了次第、チームに合流する見込みです。

写真:日刊スポーツ/アフロ