渋野 ギャラリーの応援に「しみじみ」
2021年の国内女子ゴルフツアーの初戦、「第34回ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)が4日、開幕。2019年12月以来、国内ツアーでは約1年3か月ぶりに観客を入れて開催されました。
検温や選手との握手・サインの禁止など感染対策を行い、1日原則1000人の観客を入れて開催された今大会。初日から待ちわびたファンがつめかけました。
大会前に「ギャラリーの前でプレーするのは本当に久しぶりなので、楽しみな反面、少し緊張する」と、話していた渋野日向子選手(22)。序盤の3番・パー3で、約5.5メートルのバーディートライを沈め、初のバーディーを奪うと、ギャラリーからは拍手が送られました。
9番でボギーをたたき、前半をイーブンで終えると、後半10番、15番でバーディーを奪い、一時は2アンダーにスコアを伸ばします。しかし、最終18番・パー5はボギーで、3バーディー2ボギーの1アンダー。首位と7打差の20位タイで初日を終えました。
試合後、渋野選手は会見で、「(ギャラリーの前でのプレーは)久しぶりだったので、最後までめちゃくちゃ楽しんでやっていました。ちいちゃい言葉でかけてくださる『ナイスバーディー』『頑張れ』に、すごくしみじみしました」とコメント。
さらに、「やっぱり応援してくださっている、見に来てくださっている方がいらっしゃることで、自分もこうやってゴルフを楽しんでいるんだな。本当に去年あまり思えなかった楽しさを、きょう久しぶりに思えたので、すごくギャラリーさんの大切さを改めて感じました」と、久しぶりにゴルフを楽しめたと話しました。
そして、今大会の目標について、「(初日は)アンダーで回れたので、あしたもこのスコアを落とさないように、自分のやるべきことをしっかりやって、予選通過できるように頑張りたいと思います」と意気込みました。
写真:日刊スポーツ/アフロ