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赤星憲広セ・リーグ順位予想 優勝は阪神

2021年3月22日 18:12
赤星憲広セ・リーグ順位予想 優勝は阪神

26日のプロ野球開幕を前に、21日放送の日本テレビ「Going!Sports&News」では、プロ野球解説者の赤星憲広さんが今季の順位予想を発表。

※セ・リーグの順位予想とキーマンは以下の通り。

1位阪神
2位巨人
3位中日
4位広島
5位DeNA
6位ヤクルト

◆セ・リーグ

【1位・阪神】
投手キーマン・藤浪晋太郎投手
打者キーマン・大山悠輔選手

セ・リーグ1位予想は古巣阪神。キーマンにあげたのは開幕投手内定の藤浪晋太郎投手(26)。「今年はストレートが良く二桁勝利ができれば優勝できる」と期待を寄せました。

打のキーマンにあげたのは大山悠輔選手(26)。「4番大山とは勝負せざるをえない。5番もしくは6番にルーキーの佐藤輝明選手(22)が入ることが大きく、今季は30HR(ホームラン)100打点に期待したい」とコメント。

【2位・巨人】
投手キーマン・戸郷翔征投手
打者キーマン・梶谷隆幸選手

2位予想はリーグ3連覇のかかる巨人。メジャー移籍を目指していたエース菅野智之投手(31)が残留、さらにDeNAからFA(フリーエージェント)移籍した井納翔一投手(34)の加入をプラスに評価。

その中でキーマンにあげたのは昨季9勝をあげた3年目の戸郷翔征投手(20)。「投げっぷりが良くなっている、阪神を上回るには12勝以上が条件」と分析。一方で「シーズン1年間投げぬけるかどうか」と、スタミナ面を課題にあげました。

打線のキーマンはこちらもDeNAからFA移籍した梶谷隆幸選手(32)。昨季は主に1番で起用され打率.323をマーク、巨人でも1番打者として機能すれば攻撃力アップにつながると予想。

【3位中日】
投手キーマン・福谷浩司投手
打者キーマン・京田陽太選手

3位予想は昨季8年ぶりにAクラス入りした中日。キーマンにあげたのは、開幕投手内定の福谷投手(30)。昨季自己最多8勝をあげた福谷投手が二桁勝利をあげ、エース左腕・大野雄大投手(32)と2本柱として活躍できるかどうかに注目。

打者キーマンは京田陽太選手(26)。「守備は申し分ないが打撃に関してはなかなか結果を残せていない。京田選手が打率2割8分以上の成績を残せれば、チームの打線につながりが生まれ、さらに得点力がアップする」と分析しました。

【4位広島】
投手キーマン・栗林良吏投手
打者キーマン・西川龍馬選手

4位予想は広島。手薄な投手陣の中でキーマンにあげたのがドラフト1位ルーキー栗林投手(24)。抑え候補だったフランスア投手(27)が右膝手術のため離脱、急きょ守護神という大役に抜擢されたのが栗林投手。「9回をしっかりゼロで抑え、結果を残せればチームのAクラス浮上の可能性もある」と分析。

打者のキーマンにあげたのは6年目の西川選手(26)。「打率3割を打てる打者ではあるが、昨年は怪我もあり出場がわずか76試合。4番・鈴木誠也選手(26)の前を打つ3番として活躍できるかどうかに注目」とコメント。

【5位DeNA】
投手キーマン・山崎康晃投手
打者キーマン・牧秀悟選手

5位は三浦大輔新監督(47)率いるDeNA。投手キーマンにあげたのは2018、2019シーズンのセーブ王、山崎康晃投手(28)。「昨シーズンは不安定な投球が続き防御率5点台、わずか6セーブ。山崎投手が調子を取り戻せば三嶋一輝投手(30)、エスコバー投手(28)と盤石な中継ぎ陣を形成できる。彼の復活なくしてDeNAの優勝はない」と分析。

打者キーマンはドラフト2位ルーキー牧秀悟選手(22)。「大学時代には首位打者を獲得したこともある牧選手、広角に打ち分けることができるバットコントロールが魅力の選手。外国人選手の来日が遅れ、攻撃陣が手薄となっているDeNAの中で打線を引っ張る存在になりうる」と期待を寄せました。

【6位ヤクルト】
投手キーマン・田口麗斗投手
打者キーマン・山田哲人選手

投手キーマンは巨人からトレードで移籍した田口麗斗投手(25)。「先発投手が不足しているヤクルトにとって、過去に2度二桁勝利をあげている田口投手の加入は大きい。先発でどれくらい結果を残せるかによってチーム成績も変わってくる、新天地で意地を見せてほしい」と期待。

打者キーマンはキャプテンに就任した山田哲人選手(28)。過去3度のトリプルスリー達成も、昨季は94試合の出場で打率.254、12本塁打、8盗塁と不振を極めた。

「若き大砲・村上宗隆選手(21)が成長しているが、一人の力ではチームの浮上は見込めない。山田選手が本来の活躍を見せ、村上選手と打線を引っ張ることができればチームの順位も上がってくる」と分析しました。