レスリング乙黒 兄と同じ自衛隊体育学校へ
レスリングの東京オリンピック代表に内定している乙黒拓斗選手が22日、自衛隊体育学校に着校し、人事手続きのための書類記入や身体検査、「教育」と呼ばれるレクチャーを受けるなどし、初日を終えました。
乙黒選手は山梨県出身で、今月15日に山梨学院大学を卒業したばかり。「もっと強くなるために」と別の階級でオリンピック代表内定を得ている兄・圭祐選手が所属する体育学校を選びました。
きょうは提出する書類の多さに少し疲れた感じも見せていましたが、制服を着ての写真撮影の後には次のように語っていました。
――制服の着方は大丈夫でしたか?
「最初は手伝ってもらいました。今後は徐々に自分で着られるようにしたいなと思います」
――制服に袖を通してみて?
「新しい生活が始まるなと思います。気は引き締まります」
――兄の圭祐選手とまた同じ場所で練習できますね?
「兄がいるのは心強いですし、また2人で頑張っていきたいなと思います」
――覚えることも多いですね?
「ルールもすごく厳しいので、早く覚えるようにしたいなと思います」
――改めて東京五輪に向けて
「新天地でのスタートになるので、気を引き締めて東京五輪に向けて、まずは全力で日々過ごしていきたいなと思います」
写真撮影の時には兄の圭祐選手も同席し、「(拓斗は)制服がすごく似合ってるなと思いました。刺激はいつももらえてるんで、拓斗に見習わないといけないところもある。切磋琢磨(せっさたくま)して頑張りたい」と、改めて兄弟で東京オリンピックに向けての意気込みを語りました。
乙黒兄弟は来月、カザフスタンで開催されるアジア選手権に出場する予定です。