楽天投手陣が絶好調 則本は今季初勝利
31日、千葉・ZOZOマリンスタジアムで開幕から4連敗中のロッテと、チーム防御率リーグ1位タイ(試合前)の2.25の楽天が対戦しました。
楽天の先発は則本昂大投手(30)。則本投手はオープン戦2試合に登板し、11回1/3を投げ、フォアボールを1つも与えないピッチングで順調に調整していました。
今シーズン初登板となった31日も安定したピッチングをみせます。6回まで被安打は3本、与えたフォアボールは2回の4番・安田尚憲選手(21)への1つだけ。則本を援護したい打線も6回に満塁のチャンスで30日の試合、今季第1号のホームランを打っている5番・茂木栄五郎選手(27)のタイムリーヒットで先制に成功します。
ところが楽天2点リードの7回、則本投手のコントロールが乱れます。4番の安田尚憲選手(21)、5番のブランドン・レアード選手(33)に連続フォアボール。
続く6番・菅野剛士選手(27)にも制球が定まらず、3ボール2ストライクとなった7球目、外野へ飛んだ打球はレフトの島内宏明選手(31)の頭上をこえ、1点差に迫るタイムリーヒットを打たれます。
則本選手はここで勝利投手の権利を持ったまま降板。6回1/3を投げ、被安打4、フォアボールは3つ、1失点という内容でした。
なおも続く1アウト2塁、3塁とピンチの場面を、則本投手の後を任された渡邊佑樹投手(25)が完璧なリリーフで防ぎます。その後も8回に登板した牧田和久投手(36)、9回を投げた松井裕樹投手(25)がランナーは許すものの無失点で抑え、2-1で楽天が勝利。これで則本投手は今季初登板で初勝利をあげました。
「7回を投げきりたかったですけど、ランナーをためた状態でナベ(渡邊佑樹投手)がしっかりと抑えてくれましたし、野手の皆さんも守ってくれて、助けていただいて感謝しています」と話した則本投手。楽天は開幕5試合を4勝1敗と好調を維持しています。
写真提供:東北楽天ゴールデンイーグルス