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女子ゴルフ山下…涙の初V「両親に感謝」

2021年4月19日 19:46
女子ゴルフ山下…涙の初V「両親に感謝」

18日、熊本空港カントリークラブで行われた国内女子ゴルフ・KKT杯バンテリンレディスオープン最終日、通算14アンダーで19歳の山下美夢有(みゆう)選手がプロ初優勝をあげました。

これまでのトーナメントレコードは、2014年に勝みなみ選手が記録した11アンダー。7年ぶりにトーナメントレコードを3打更新しました。

首位と2打差の4位タイからスタートした山下選手は、2番のティーショットがバンカーに。いきなりピンチを招きますが、2打目のバンカーショットをピンまで4mにつけるみごとなリカバリーショット。ピンチをチャンスに変え、この日1つ目のバーディーを奪います。

「3日間通してショットが安定していた」という山下選手は、4番をピンから1mに、6番・9番を2mにつけ、全てバーディー。前半だけで、スコアを4つ伸ばします。

後半の10番ではボギーとスコアを落としますが、その後の11番、12番と連続バーディー。さらに15番でもバーディーと、この日、7バーディー1ボギーとスコアを6つ伸ばし、2位と5打差をつけプロ初優勝をあげました。

インタビューでは、涙を流した山下選手。「両親には感謝の気持ちで『ありがとう』でいっぱいです。2勝目3勝目できるように応援よろしくお願いします」とコメントしました。

優勝した山下選手は賞金1800万円を獲得し、年間獲得賞金ランキングが27位から、12位に浮上。

2位タイに入った小祝さくら選手は、賞金790万円を獲得し、変わらず賞金ランキング1位をキープ。

同じく2位タイだった古江彩佳選手も、賞金790万円を獲得。古江選手はこれでシーズン獲得賞金額が1億円を突破。20歳326日での大台突破は、宮里藍さん(19歳141日、20歳154日)、渋野日向子選手(20歳311日)に次ぐ若さでのシーズン獲得賞金1億円突破となりました。

写真:日刊スポーツ/アフロ