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バレー西田有志 休養理由明かす39度の熱が約1か月半「3週間孤独で誰ともしゃべれず恐怖感」

2022年12月18日 21:39
バレー西田有志 休養理由明かす39度の熱が約1か月半「3週間孤独で誰ともしゃべれず恐怖感」
ジェイテクト・西田有志選手
令和4年度天皇杯全日本バレーボール選手権大会決勝ジェイテクトSTINGS3-0東レアローズ(東京体育館)

2年ぶりの優勝を飾ったジェイテクト。両チーム最多21得点で優勝に貢献し優勝会見に臨んだ西田有志選手。

すると西田選手から口を開きます。「3週間、休みがあったことをここではっきりさせた方がいいと思うので話させていただきます」と、シーズン序盤の10月29日の試合から11月26日まで試合を欠場していた理由を話し始めました。

西田有志選手がゆっくりとした口調で「リーグが始まる2週間前ぐらいから熱が39度前後を行き来するような状態で、それが1ヶ月半ぐらい、38度5分より下にいかない状態が続いていた。その中でバレーをやっていた。自分の体の異変には気づいてはいたんですが、やれないこともない状態だった」と休養する前から体に異変があったことを明かしました。

その後血液検査を行うと、「なにかの感染症」とドクターに言われたという西田選手。熱はあるもののPCR検査は陰性だったといいます。

「次になにが疑われるかって、症状的に難病扱いになる症状ばかりで、感染症の中でも皆さんも聞いたことあるような膠原(こうげん)病だったり関節系のものだったりとか、がん検診とかをして不安でしかない状態。3週間リーグをやっていない時も、検査も4回受けて、4回とも悪くなっていた。薬飲んでも良くならない状況」

病名の分からない中、悪くなっていく体に不安だった心境を話しました。

そんな中4回目の検査の時、炎症反応ではいい結果ではなかったものの、症状はなく熱も下がっていたため、医者から1回やってみようと言われ復帰に至ったといいます。

「3週間の空き(休み)の中で、孤独な状態で誰ともしゃべれない中でものすごい恐怖感を感じていて、ジェイテクトの一員として今年バレーがやれるのかなど、ネガティブな発想をしてしまう状態ではあったんですけど、天皇杯で優勝までこれたのはジェイテクトのみなさん、運営のみなさんに支えてもらってここに来られているのは本当に感謝しています」

そうして迎えたこの日の決勝。現在コンディションに問題ないと話した通り、これまでの力強いスパイクやサーブを連発しチームを引っ張りました。

「バレーを辞めざるをならない結果になるのを想像してしまってて、チーム全員で勝ちを取れる。1人の選手として出れてるのは感謝している。1回の優勝かもしれないけど、優勝は今年の中では自分の中では大きい思い出になった」

会見中、笑顔も見せた西田選手。今、改めてバレーができる喜びをかみしめている様子でした。

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