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頭部から落下し闘病中の響龍 28歳で死去

2021年4月29日 18:24
頭部から落下し闘病中の響龍 28歳で死去

日本相撲協会は29日、境川部屋の三段目力士で28歳の響龍(本名・天野光稀)が急性呼吸不全のため、28日に都内の病院で死去したことを発表しました。

3月の春場所で頭部から土俵に落下し、救急搬送され入院していた響龍さん。その後、1か月以上にわたり闘病生活を送っていましたが、28日に亡くなりました。

死因は「急性呼吸不全」で、相撲協会の芝田山広報部長によると、頭部から落下したこととの因果関係はわかっていないとのことです。現役力士が亡くなるのは、去年5月に新型コロナウイルスに感染して亡くなった勝武士さん以来となります。

28歳という若さでの死に八角理事長は、「この度の訃報に接し、協会員一同、心より哀悼の意を表します。ご遺族の皆様方のご傷心を察しますと、お慰めの言葉も見つかりません。1か月以上にわたる闘病生活、さぞつらかったかと思いますが、ご家族や師匠らの懸命の看病のもと、力士らしく、粘り強く耐え、病魔と闘ってくれました。今はただ、安らかに眠って欲しいと願っております」とコメントし、響龍さんの死を悼みました。

葬儀は、部屋の関係者のみで執り行うということです。