女子バレー古賀紗理那「人の命が一番」
バレーボール女子日本代表のエース古賀紗理那選手(24)が12日に取材対応し、東京五輪前最後の国際大会、FIVBネーションズリーグ(25日~、イタリア)へ向け、「東京五輪前に各国のチームと対戦できるとてもいい機会だと思う。勝ちにこだわって強い集団になっていけたらいい」と意欲を見せました。
今年から副キャプテンを務める古賀選手は、「自分のプレーだけにならずに、気づいたことをどんどん発信していくのが自分の役割かなと思っている。チームが苦しいときに点を絶対取る気持ちで常に試合に入っているので、存在感を出して、これからもやっていきたい」と決意を新たにしました。
5月1日に行われた東京五輪テストイベントでは、本番と同じ有明アリーナを使用。古賀選手は、「広くて観客席もたくさんあって、実際に試合・練習をしてみて、慣れるとやりやすい体育館」と、会場の印象を語りました。
5年前のリオ五輪では代表入りが期待されていたものの、メンバーには選ばれず悔しい思いを経験。エースとして挑む東京五輪については、「悔しい思いもたくさんしてきて、そういう経験も含めて全て今の自分につながっていると思うので、積み上げてきたものを出していけるようにというのが一番」と気を引き締めました。
また、コロナ禍での五輪開催については、「人の命が私は一番だと思っているので、人の命を一番に考えるのはもちろん大前提で、もし開催されるとなったら、皆様にしっかりと応援してもらえるような大会であってほしいと思う」と語りました。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ
※写真は5月1日国際親善試合