内村航平「点数出過ぎ」世界最高得点
4大会連続の五輪出場を狙う体操の内村航平選手が5日、全日本種目別選手権(高崎アリーナ)の予選・鉄棒に出場しました。
演技冒頭、H難度の大技ブレットシュナイダーを決めると、最後の着地をピタリと止める完璧な演技で会場を沸かせました。
現行ルールにおける鉄棒の世界最高得点は、2017年に自身が記録した15.750でしたが、これを上回る15.766をマーク。
この得点に内村選手は「まあ(点数)出過ぎですよね」と苦笑い。「自分で演技しながら細かい所も分かるので、自己分析ではそこまで出ないんですよね。15.3~4くらいだと思う。演技が終わった瞬間に良くなかったところが浮かんできた」と控えめにコメントしました。
完璧に決めた着地については「今季3試合やって、着地を止められていなかったので、着地の印象はすごく良かったんじゃないかなと思います」と話すと、6日の決勝に向けては「今日良い流れを作れたので、気力を振り絞って、今日のような着地まで止められる演技が出来たらいいなと思います」と語りました。
東京五輪個人枠代表を争うポイントで150ポイントとなり単独トップに立った内村選手、6日の決勝で4大会連続の五輪代表入りをかけた戦いが決着します。
写真:松尾/アフロスポーツ