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渋野 バーディーラッシュも及ばず五輪逃す

2021年6月28日 12:06
渋野 バーディーラッシュも及ばず五輪逃す

◆海外メジャー・全米女子プロゴルフ選手権最終日(現地時間27日・米ジョージア州)

今大会で単独5位以内に入れば、東京五輪の出場権獲得となる渋野日向子選手(22)。2日目終了後には帯同キャディーが新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定を受けるハプニングに見舞われ、3日目ホールアウト後のインタビューでは涙をみせる場面もありました。

そんな中、68位タイから最終日に臨んだ渋野選手は、2番でバーディーを奪い笑顔をみせました。さらに4番からは3連続バーディー。8番でボギーをたたきますが、直後の9番と15番でバーディーを奪いスコアを伸ばしました。

最終日は6バーディー、1ボギー、通算1オーバー。40位タイで大会を終え、渋野選手は東京五輪の日本代表とはなりませんでした。

ホールアウト後インタビューに応じた渋野選手は「(アメリカ遠征)3か月の最後のラウンドだったので、最初から攻めていこうという気持ちで、それを最後まで貫けたのはすごく良かった」と、最終日を振り返りました。

また「この1週間でいろいろなことを経験できたと思いますし、ちょっとでも成長するためには必要な経験だった。すごくプラスに自分も考えられているので、その中でこういう結果を最終日に残すことができて本当に良かった。4日間戦うことができたので、本当に(今年の)メジャー3試合目でやっと予選を通過できて、最後に自分らしいプレーができたと思うので、すごくこの1週間はかなり自分でも手応えがあります」と、語りました。

そして約3か月間のアメリカ遠征を終えて渋野選手は「悔しいことの方がたくさんあったと思うけど、やっぱりこの1週間の自分を考えると今までの悔しさが全部消えていくような感じというか、いろいろとたまっていたものが、全部ここで吐き出せたなという内容のゴルフだった。今週のようなゴルフができていけば、次にアメリカに来る時にはもっと戦えるんじゃないかなと思うので、しっかりこの良かったところ、悪かったところを復習して、次に向けて頑張りたい」と、飛躍を誓いました。

写真:アフロ
※写真は5月22日のもの