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体操・平岩優奈 初五輪で「魅せる体操を」

2021年7月1日 17:13
体操・平岩優奈 初五輪で「魅せる体操を」

7月1日、体操女子日本代表団体メンバーに選ばれた、平岩優奈選手(22)が、インタビューに応じました。

今年4月の全日本選手権と、5月に行われたNHK杯の合計得点、上位4人が代表に選出された体操女子団体。平岩選手は両大会で表彰台にあがり、全体3位で代表に内定しました。

平岩選手が、注目を浴び始めたのは2014年。最年少の15歳で世界選手権代表に選ばれました。しかし大会直前、段違い平行棒を練習していた時に、右手を骨折。補欠選手と交代し、出場機会を逃しました。

その後は成績が低迷し、2018年の全日本選手権では55位で予選落ち。それでも諦めずに練習を重ね、東京五輪代表の座をつかみました。

そんな平岩選手の持ち味は、手足の先まで伸びた美しい体操。田中光強化本部長も「平岩選手は、非常に美しい体操をする。美しい体操で、日本の体操を世界にアピールして、魅了してもらいたい」と太鼓判を押します。

迫る本番に向けて平岩選手は、「もっと細かいところまで意識できるように練習していって、五輪では魅せる体操をして、とにかく美しさを求めて演技していきたい」と笑顔を見せました。

東京五輪では25日に行われる予選を、女子日本代表は午前9時に、平均台からスタートすることが決まりました。

女子4種目の中で、最も落下の危険がある平均台ですが、平岩選手は、「私的には何(の種目)からでも大丈夫。平均台から、緊張もあると思うんですけど、しっかり自分の演技を出せたら」と力強く語りました。