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【ゴルフ】“熊本地震から8年の日に地元優勝” 竹田麗央がツアー初V 終盤にはスーパーショット

2024年4月15日 6:13
【ゴルフ】“熊本地震から8年の日に地元優勝” 竹田麗央がツアー初V 終盤にはスーパーショット
地元でツアー初優勝を飾った竹田麗央選手
◇KKT杯バンテリンレディスオープン最終日(14日、熊本空港CC)

首位と3打差の3位タイからスタートした竹田麗央選手が通算7アンダーでツアー初優勝。待ちわびた栄冠を地元・熊本で獲得しました。

気温25.4度、セミの鳴き声も聞こえる暑さのなか迎えた最終日。前半、竹田選手はボギーが先行するもすぐさまバーディーを奪うなど、2バーディー1ボギー。首位に1打差と食らいつきます。

すると後半、11番でバーディーを奪いトップに並んだ竹田選手は、上位陣がスコアを落とした13番で単独トップに浮上します。

パー4の15番では「ボギーで上がることだけを考えていた」と、3打目をグリーン下の深いラフに入れてしまいますが、ここを美技で脱出します。竹田選手のアプローチショットはそのままカップインする“チップインパー”となり、ボギーのピンチを見事切り抜けました。

初日1オーバーの41位タイから始まった今大会。そこからの2日間で8つスコアを伸ばし、通算7アンダーで悲願のツアーVを果たしました。

今シーズンはこれまで最終日の最終組を3度経験。「いつも初優勝したいという気持ちが強すぎて、思ったようなプレーが出来ない感じが多かった。今日は何も意識せず特に考えることもなくプレーしようと決めて、力が入らなくてよかったなと思います」と、プレッシャーを気にしない姿勢を勝因にあげます。

そして今大会は熊本で育った竹田選手にとって、小学1年生から現地観戦を重ねてきた思い入れのある大会。さらにこの日は、熊本地震からちょうど8年がたった日でもありました。

「今でもすごく覚えているので、その熊本の皆さんの前で初優勝をあげることができて、すごくうれしいです」

優勝をつかみとり、地元への思いを語った竹田選手。理想像は「何勝もできる選手」。次週の「42ndフジサンケイレディスクラシック」では2週連続優勝を目指します。

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