空手・喜友名「画面通して伝えたい」感謝
空手の東京五輪代表、喜友名諒選手が9日、オンラインでの取材に応じました。
東京五輪の空手会場である日本武道館は都内にあるため、無観客開催であることが決まりました。喜友名選手は「まず大会を開催していただくことに感謝しています。無観客も(自分では)想定内だったので、自分の気持ちが画面を通しても応援してくださる皆さんに伝わったらうれしいと思います」とコメント。
空手の東京五輪の種目は2つあります。攻撃技と防御技を1人で演武する「形」と2人が対戦形式で戦う「組手」。喜友名選手は「形」の代表選手。7名の審判による採点で勝敗が決まります。
東京五輪での演武について聞かれると「満点を取れる自信もある。自分の感覚と合ったときの形をいつでも出せる状態になっているのでそれが五輪で出せれば満点は取れる。ほかの選手を圧倒するような演技をすれば満点を取れると思う」と意気込みました。
空手は2024年のパリ五輪の競技からは外れており、これが最初で最後の五輪になる可能性もあります。喜友名選手は「次の次(の五輪)に向けての評価にもつながってくると思うので、今回の東京(五輪)では空手の選手が力を出し切ること」が大事だと話しました。
「自分だけの力では(五輪は)できないので、普段、一緒に稽古してくれている仲間、先輩方、家族の応援とか。(その人たちへの)感謝の気持ちを次世代の子供にも感じてもらって、夢や希望を大きく持たせられるきっかけになればいい」
東京五輪で喜友名選手が出場する男子形の予選と決勝は、8月6日(金)に行われます。
写真:YUTAKA/アフロスポーツ