米「空手」選手“脅迫”男逮捕 憎悪犯罪か
アメリカでアジア系住民を狙った憎悪犯罪、いわゆるヘイトクライムの疑いがある事件が相次ぐ中、東京オリンピックで空手女子の「形」に出場予定の選手も被害にあい、警察が容疑者を逮捕しました。
被害にあったのは、アメリカ代表として東京オリンピック・空手女子の「形」に出場予定の國米櫻選手です。
ハワイ生まれの國米選手は今月1日、カリフォルニア州の公園で、見知らぬ男から「負け犬。帰れ」や「チャイニーズ」などの言葉を浴びせられました。
地元警察は、國米選手を脅迫した疑いで26歳の男を逮捕。この男は、18日、韓国系アメリカ人の高齢の夫婦を殴ったとして逮捕されていました。警察の調べによりますと、夫婦を殴った動機について男は「アジア人だから」などと話しているということです。
警察は、國米選手と夫婦が被害にあった2つの事件について、ヘイトクライムの疑いでも捜査を進めています。