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課題はフィジカル バスケ日本 格上に惜敗

2021年7月11日 17:52
課題はフィジカル バスケ日本 格上に惜敗

バスケットボール強化試合 日本71-76フィンランド 沖縄・11日

東京五輪バスケットボール男子日本代表(世界ランキング42位)が11日、フィンランド代表(同32位)と強化試合に臨みました。

日本は第1クオーター、NBAプレーヤーの渡邊雄太選手がチーム最初の得点をあげます。さらに今季のBリーグMVPの金丸晃輔選手や田中大貴選手が3ポイントを決めるなど、チーム全体で4本の3ポイントを決め、20-19とリードします。

続く第2クオーターは渡邊選手が7得点と一人気を吐きますが、チームで10得点しか奪えず、30-34の4点ビハインドで前半を終えます。

第3クオーターには、渡邊選手が流れを呼び込みます。豪快なダンクを決めると、今度は渡邊選手のアシストから金丸選手が3ポイント。さらに続けて金丸選手が3ポイントを決め、一時同点に追いつきます。

第4クオーターは、フィンランドに最大13点差をつけられますが終盤、金丸選手がファウルを受けながら3ポイントを決め、フリースローも成功させる4点プレーや、比江島選手の3ポイントなどで3点差まで詰め寄ります。しかし、自力で勝るフィンランドがリードを守り切り、日本は71-76で敗れました。

試合後、ラマス監督は「我々は最後の1秒まで戦ったが、我々のバスケットができていなかった。相手のやりたいバスケットに対応できなかったのが今回の敗因」と、試合を振り返りました。

日本のリバウンド数29に対し、フィンランドは42と、ゴール下のフィジカル面で大きく差をつけられ「教訓になったし、経験にもなった。五輪でも対戦相手はフィジカルに戦ってくる相手ばかり。五輪まで2週間で修正をして、フィジカルで戦ってくる相手にどう対応するか、最終段階で完成度を高めていきたい」と、東京五輪に向け課題を語りました。

相手の激しいマークを受けながらも、両チーム最多の17得点をあげた渡邊選手は「激しいマークが来るのは分かっていた。今日は(足が)滑ったり、それで集中を切らした部分があって反省は多い。積極的にリングにアタックしていって、そうすると相手はおのずとファウルするしかないと思っている。今後もどんどん僕が積極的にアタックしていってチームのリズムを作っていければと思う」と決意を語りました。

両チーム最多4本の3ポイントを決めた金丸選手は、「今日はあいたら全部打つという気持ちで挑んだ。味方が僕を信じてパスを出してくれたので、迷いなく打つことができた。シュートは自分のタイミングで打てることが多かったが、ディフェンスやリバウンドなど、スタッツに残らない部分が全然だめだった。本番まで時間があるので練習して良くしていきたい」と、手応えと課題を口にしました。

バスケットボール男子日本代表は16日にベルギー代表(世界ランキング37位)、18日にフランス代表(同7位)と強化試合を行い、東京五輪本番を迎えます。

写真:日刊スポーツ/アフロ

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