２２日、東京五輪サッカー男子日本代表が予選リーグ初戦で南アフリカ代表と対戦。日本は久保建英選手がゴールを奪い１対０で勝利。メキシコ大会以来となるメダル獲得へ向け白星発進となりました。

試合後、久保建英選手は得点シーンについて、「田中碧選手がいい所を毎回見ていてくれて、僕の所にボールを出してくれるという確信があった。田中選手が顔を上げた瞬間にはトラップからイメージして、自信を持っていつも通りのプレーをしようと心掛けて点が取れて良かった。時間がたつにつれて、焦りも生まれてきてみんなも不安を抱えながらプレーをしていたと思うし、残り２０分ぐらいのタイミングで自分が点を取ってチームをいったんは楽にすることができた」と振り返りました。

次戦メキシコ戦については「今日の内容では、メキシコに通用しないと思う。自分たちはもっと強い相手にも勝ち点を拾ってきているので、メキシコにしっかり正面から挑んで、勝って予選リーグ突破を決めたいと思います」と勝利を誓いました。

また、キャプテンの吉田麻也選手は「まず勝ち点３とるのが一番大事なことだったと思うので、取れて良かったですし、失点０に抑えられたことも良かった。試合前に冨安（健洋選手）がケガしたりと、イレギュラーな形はありましたが、いい準備をして臨んだ試合だと思います。前半少しセーフティーに行き過ぎた部分はあったが、こういう（大きな）大会の最初なので起こりうること。それでもじれずに失点せずに先制点取れたというのは良かった」とコメント。

新型コロナウイルスの影響で、当日まで試合が開催されるか不安視されたことに関しては、「相手（南アフリカ）は非常に難しい状況で全員そろえることができなかった。フェアに同じ条件でプレーできれば一番良かったと思うが、それもこの大会のキーポイントだと思う。僕たちは引き続きこの体制の中でしっかりと自分たちを守ってやっていくだけ」と語りました。

次戦メキシコ戦については「相手（メキシコ）も（初戦に）勝っているので“カギ”になる試合になる。次戦に勝って予選リーグ突破を手にしたい」と抱負を述べました。

日本の次戦は２５日、初戦でフランスに勝利したメキシコと埼玉スタジアムで対戦します。

■写真：ＹＵＴＡＫＡ／アフロスポーツ