バドミントン常山ら白星発進 世界選手権
◇バドミントン世界選手権2日目(現地13日・スペイン)
男子シングルス1回戦で世界ランキング11位の常山幹太選手が同74位、ロシアのS・シラント選手にゲームカウント2-1で競り勝って2回戦に進出しました。
10月のフランスオープンで優勝した常山選手は、持ち味のフットワークからラリー戦を制するなど、第1ゲームを21-17で先取します。
しかし第2ゲームでは、「自分の打つ球が低かったので相手に主導権握られた」と、身長173センチの常山選手に対し12センチも高い相手に、5連続ポイントを許すなど、17-21でこのゲームを落とします。
それでもファイナルゲームでは、先に11点目を取られたところから「気持ち切り替えて高さを使っていけたのがよかった」と最後にギアを入れた常山選手が21-18で制して、ゲームカウント2-1で勝利、2回戦に進出しました。
常山選手は、「1戦1戦強い気持ちを持って自分のプレーを出せるように頑張っていきたい」と意気込みを語りました。
そしてダブルスでは、男子の古賀輝・齋藤太一ペア、岡村洋輝・小野寺雅之ペアがともにストレート勝ち。女子の岩永鈴・中西貴映ペアと、星千智・松田蒼ペアもストレート勝ちで、2回戦進出を決めています。
桃田賢斗選手は腰痛のため世界選手権を欠場。また、奥原希望選手は25日開幕の全日本総合選手権に出場予定のため、同じく世界選手権を欠場しています。
※S・シラント選手は「ロシアバドミントン連盟」の選手として出場
写真:新華社/アフロ
撮影:2021年10月