19日のDeNA戦で先発を務める巨人・山崎伊織投手が登板前日、ジャイアンツ球場で調整を行いました。

この日はランニングを行ったあと、室内練習場でキャッチボールを行うなど、軽めの調整を行った山崎投手。ルーキーイヤーの21年は右肘手術の影響からリハビリに専念。22年に1軍デビューを果たすと、20試合に登板し、5勝5敗の成績を残しました。

3年目となる今季は「フルで投げたいと思っていた年」とのことですが、コンディション不良のため春季キャンプ途中から2軍での調整を余儀なくされ、シーズン開幕後の1軍合流となりました。

それでも「シーズン前からそうなったのがまだ良かったと思えるようにやっていこうという話をしてもらいました。これからは、そういうことがないように生活をしっかり見つめ直したい。そういう部分では、少し学べました」と、2軍での経験を前向きにとらえています。

また「去年は指がいいところにかからずに、気持ち悪いなと思いながら投げていた」という山崎投手ですが、今オフは好調さを感じていたとのこと。トレーナー陣にしっかりとメニューを組んでもらった結果、きちんとボールに指がかかるようになったということです。

佐賀・さがみどりの森球場で、4連勝中のDeNAを相手に登板する山崎投手。昨年9月18日以来の1軍先発登板となります。「東京ドームのドキドキな雰囲気の中で1軍で投げるよりは、屋根がなくて広がった球場で投げられるのは少し気持ちが楽。支えてくれた人たちにも『ナイスピッチング』と言ってもらえるように、チャンスをものにできるようにやりたい」と意気込んでいます。

チームは最下位と低迷中。山崎投手が暗いトンネルを抜ける救世主となれるか注目です。