×

瀬戸と萩野そろって決勝へ「神様の贈り物」

2021年7月29日 19:00

東京五輪の競泳男子200m個人メドレー準決勝が29日に行われ、瀬戸大也選手と萩野公介選手がそろって30日の決勝に進出しました。

全体3位に入り、今大会出場3種目めで初めて決勝に進出した瀬戸選手は「きょうのレースが最後になるかもしれないという思いがあったり、しっかりやるべきことをやろうと自分のやってきたことを信じた」と、このレースにかけていた思いを明かしました。

そしてメダルが期待されながらも結果が出せない状況について「400m個人メドレー、200mバタフライと、たくさんの方が応援してくださる中で、なかなか結果を出すことができず自分自身もすごく悔しいですし、きょういい泳ぎができたので、もう1回もらったチャンスをしっかりとものにしたい」と、決意を新たにしました。

一方、この種目が今大会唯一の個人種目となる萩野選手は6位で決勝に進出。「たくさんの人の応援があってここまでこられたので、自分らしい泳ぎで恩返しできればいいとその一心で泳いだ」とレースを振り返りました。

2016年のリオ大会では、この種目で銀メダルを獲得した萩野選手。同世代のライバルであり親友の瀬戸選手と、東京五輪の舞台でそろって決勝へと進出しました。

これまで数多くレースで競い合ってきた2人、萩野選手は「本当にいろんなことがあったんですけど、決勝にいけてそして(瀬戸)大也と一緒に泳げるなんて神様がくれた贈り物としか思えなくてすごく幸せです」と涙を浮かべて喜びを語りました。

写真:ロイター/アフロ アフロ