奥原「楽しむことは難しい舞台」4強逃し涙
東京五輪のバドミントン女子シングルス準々決勝が30日に行われ、奥原希望選手は中国選手と対戦。ゲームカウント2-1で敗れ、準々決勝敗退となりました。奥原選手は「楽しむことは難しい舞台だなと改めて感じた」と、涙ながらに語りました。
◇東京五輪・大会8日目、30日、バドミントン女子シングルス準々決勝、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ
世界ランキング3位の奥原希望選手は同9位の中国選手と対戦しました。第1ゲームを先取した奥原選手ですが、続く第2ゲームは序盤から相手にリードを許す展開。このゲームを奪われ、ゲームカウント1-1となります。
迎えた最終ゲームは奥原選手がポイントを先行。序盤で4ポイントのリードを奪いますが、相手に4連続ポイントなどで逆転され、ゲームカウント2-1で敗戦。準々決勝敗退となりました。
試合後に奥原選手は「どんな結果でも後悔なく自分のやるべきことをやろうと、思い切りやっていこうと思ってコートに入りました。悔しいというよりも…悔しいんですけど、自分がこの5年間やってきたことの答え合わせが終わった」と、涙ながらにコメント。
リオ五輪で銅メダルを獲得し、今大会もメダル獲得が期待される中での準々決勝敗退に「やっぱり五輪だなと、楽しむことは難しい舞台だなと改めて感じましたけど、この舞台に立てたことは本当に幸せでした。たくさんの人に感謝しながら、また新たな一歩を次に向けて進んでいけたらいいかなと思います」と、大会を振り返りました。
写真:ロイター/アフロ