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“チームメート冨安”へ岩渕真奈がエール

2021年9月1日 16:53
“チームメート冨安”へ岩渕真奈がエール

イングランド・プレミアリーグの名門アーセナルは31日、日本代表DF冨安健洋選手を完全移籍で獲得したと発表。同クラブの女子チームに所属するなでしこジャパンの岩渕真奈選手は、クラブのSNSで「一緒にアーセナルを盛り上げよう!」と歓迎のメッセージを送りました。

東京五輪で、男子代表の守備の要として戦った冨安選手と、女子代表エースの岩渕選手が“アーセナルのチームメート”となりました。冨安選手の移籍が公式HPで発表された直後に同クラブは早速、岩渕選手のメッセージを投稿。

岩渕選手は、「 Welcome to Arsenal Takehiro Tomiyasu!」と英語で話した後、日本語で「冨安選手、こんにちは。日本代表として一緒にアーセナルを盛り上げられるように頑張りましょう。男子の応援もしているのでぜひ女子の応援も宜しくお願いします。頑張りましょう!」と笑顔で冨安選手を歓迎しました。

今年の5月にアーセナルに移籍した“名門の先輩”岩渕選手は、女子チャンピオンズリーグ予選でゴールを奪うなど、加入直後から女子チームの主力としてすでに活躍。

冨安選手は、Jリーグのアビスパ福岡からベルギー1部シントトロイデンを経て、19年にイタリア・セリアAのボローニャへ完全移籍。本職のセンターバックではなくサイドバックでの起用が多い中で、守備の国イタリアで存在感を発揮し、昨季は31試合に出場し2得点の活躍でした。日本代表の国際Aマッチ出場は通算23試合で1得点。A代表でもコンビを組む吉田麻也選手ととも今年の夏は東京五輪にも出場し、ケガを抱えながらベスト4入りに貢献しました。

今夏、さまざまなクラブへの移籍が噂される中、突如発表されたイングランドの名門アーセナルへの移籍。リーグ優勝13回を誇るアーセナルですが、今季は開幕から3連敗と不振。さらに、3試合で無得点9失点と守備の立て直しが急務となっています。アルテタ監督は冨安選手を、「国際レベルで優れた経験を持つ素晴らしいディフェンダー。優れた守備力と高い技術、マルチな選手。チームの重要なメンバーとなる」と絶賛しています。

背番号は18。同クラブの公式サイトは長期契約と発表していますが、海外報道などによると、4年契約で1年延長のオプションが付き移籍金は1980万ポンド(約30億円)と伝えています。


アーセナルの公式HP&公式Twitterより