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男子マラソン 堀越信司&永田務 銅獲得

2021年9月5日 14:26
男子マラソン 堀越信司&永田務 銅獲得

◆東京パラリンピック・大会最終日
男子マラソン(5日、国立競技場発着の都内マラソンコース)

東京パラリンピック最終日に行われた男子マラソンT12(視覚障がい)で、33歳の堀越信司選手が銅メダルを獲得しました。2008年の北京大会から4大会連続出場中の堀越選手。2016年のリオ大会では4位と、あと一歩のところでメダルを逃していました。

自身初のパラリンピックでのメダル獲得へ、堀越選手は35km地点で6位につけました。さらに、そこからペースを上げ、40km地点で3位に浮上。2時間28分1秒のシーズンベストでフィニッシュし、銅メダル獲得となりました。

レース後、堀越選手は「東京大会の開催が決まってから本当にいろんなことがありましたし、悔しい思いもたくさんしてきました。本当にたくさんの方に支えていただいた結果、今回とれたメダルだと思っています。そういう方たちに恩返しできたかなというふうに思いながら最後まで力を出し切ろうと思って、トラックに入っても油断せずに走り抜きました」と、振り返りました。

コロナ禍での開催となった東京パラリンピックについては「自分の今までの競技キャリアの中で一番過酷なコースだったと思うんですけど、世界の仲間と東京の町を一緒に走ることができてすごく楽しかったです。この大変な時期の中で、いろんな方のご理解やご尽力、ご協力によって我々に走る機会を与えていただけたというのがすごくうれしくて、心から感謝しながら走らせていただきました。ありがとうございました」と、感謝の思いを口にしました。

今後については「今33歳ですけど、次のパリ大会まであと3年しかないので、36歳でのパリパラリンピックを狙って、もう一度いい結果を残せたらいいなというふうに思うので、またしっかり頑張ろうと思います」と、意気込みを語りました。

また、2月のびわ湖毎日マラソンでアジア新記録をマークした37歳の永田務選手は、男子マラソンT46(上肢障がい)に出場。2時間29分33秒でフィニッシュし、パラリンピック初出場で銅メダルを手にしました。

永田選手はレース後「T46というカテゴリーで、日本代表は自分がこれまでで初めてということなので、その第一歩として自分が出場して、自分みたいな選手であったりとか、これから目指すカテゴリーの一つとして知られれば、これから続く人のために、自分はまず道をひらけたかなと思っていて、その点で自分も意識して走りました」と競技普及への思いを口にしました。

また、9月5日は永田選手の奥さんの誕生日。特別な日にメダルを獲得したことについて「手ぶらで帰ったら怒られちゃいますよね」と口にし、「身近でこれまで支えてくれたのでやっぱり報告もしたいですし、3年連続、妻の誕生日を忘れている旦那なので、9月5日をそういったところでも報告できるのでよかったなと思います」と笑顔で語りました。

■男子マラソン 日本選手の記録
◇T12(視覚障がい)
堀越信司 3位
熊谷豊  7位
和田伸也 9位

◇T46(運動機能障がい)
永田務  3位

◇T54(車いす)
鈴木朋樹 7位

※文中に誤りの表現があっため、修正致しました。

写真:アフロ
※左:永田選手 右:堀越選手

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