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DeNA宮國4年ぶり勝利 古巣巨人から

2021年9月7日 23:00
DeNA宮國4年ぶり勝利 古巣巨人から

7日、プロ野球・DeNA対巨人が横浜スタジアムで行われ、DeNAは宮國椋丞投手が移籍後初登板・初先発しました。

宮國椋丞投手は昨シーズンオフに巨人から戦力外通告を受けて退団し、12球団トライアウト、入団テストを経て今年3月にDeNAと育成契約を結ぶと、先月支配下契約を掴み取りました。

その宮國投手は初回、巨人の吉川尚輝選手と岡本和真選手からタイムリーヒットを浴び、2点を先制される苦しい展開となります。それでも2回以降はランナーを背負いながらも、粘りのピッチングでピンチをしのぎ、巨人打線を無得点に抑え5回2失点で降板します。

すると5回、宮國投手の好投に打線が奮起します。5番・宮崎敏郎選手のタイムリーツーベースで2-2の同点とすると、さらに満塁のチャンスで7番・ソト選手がレフトへの勝ち越しタイムリー。その後も宮國投手の代打として入った楠本泰史選手が3ランホームランを放つなどこの回一挙7得点で8-2とします。

宮國投手の降板後も後続の投手が追加点を許さず、8-2のままDeNAが勝利。宮國投手は移籍後初勝利、そして自身4年ぶりの勝利投手となりました。

試合後、三浦大輔監督は宮國投手について「育成で入ってからも黙々と努力していましたし、ファームでも結果を残して今日のチャンスですから勝ちがついてよかった」と喜びを語りました。

また宮國投手は「粘り強く投げていたら野手が打ってくれると思っていたので、粘り強く投げることを心がけて投げました」とピッチングを振り返り、「今日みたいな粘り強いピッチングができるように、1試合でも多くチームの勝利に貢献できるように頑張りたいと思います」と力強く意気込みました。