◇第5回日本スケートボード選手権（24日～27日、新潟・村上市）

初日に公式練習が行われたパーク男子。北京五輪スノーボードで金メダルを獲得した平野歩夢選手（23）が、地元新潟・村上市で行われる大会に兄の英樹（えいじゅ）選手（27）と一緒に出場します。

この日の公式練習で、歩夢選手は何度か転倒する場面もありましたが、関係者と笑顔で話す姿も見られました。大会前に日本テレビのインタビューで今大会に出ようと思ったのは「兄が出るから」だと明かした歩夢選手。「兄と出る地元のスケートパークで、その思い出（を作る）のが一番大きい。兄弟で出場して、地元でお互いベストを尽くせたら、今後の刺激にもつながる」などと語っていました。

一方、兄の英樹選手が出場を決めたのは、子どもが生まれ、父親になったことが一番大きいといいます。「1つは地元開催するので、自分の人生の思い出として出場したいな、と。あとは子どもが生まれたんで、自分が動けるうちに大会に出場する姿を見せたいなと思いました」

歩夢選手と一緒にスケボーをやってはいるものの、大きな大会に出場し、競い合うというのは実は初めてのことだといいます。「遊びで滑るときもお互いに高め合っているので、試合みたいではありますけど、ちゃんとした大会は初めてなので、楽しみです」と笑顔を見せた英樹選手。弟の歩夢選手については「人生で一番存在感がある。壁になったのは歩夢。（背中を）押してくれたのも歩夢。成長できたのは歩夢のおかげ。家族全員にも言えることですが、自分の人生のストーリーの中で重要な人物です」と語りました。

2人が出場するパーク男子予選は25日、午後0時20分からの予定です。