プロ野球の巨人は12日、今年のドラフト会議で育成2位指名した田村朋輝投手と仮契約を結びました。

田村投手は酒田南高校に在籍し、184センチ・80キロで右投げ右打ち。球団は「将来性豊かな右腕。184センチの長身を持て余さず、リリースでしっかりボールに力を伝える事ができて素材は東北ナンバーワンと言われる。カーブ、スライダー、フォークといった変化球をしっかり操れて与四死球が少なく、どの球種でも三振を奪える。投げることが好きな投手で、これからの伸びしろもある将来の先発候補」と期待を寄せています。

仮契約後の会見で田村投手は自分自身を「キレのあるまっすぐとスライダーで三振をとれるピッチャー」と評価。

さらに「まっすぐの強い選手になって、東京ドームで投げる実力をつけたい」と1年目への意気込みを語りました。

▽以下、田村選手のインタビュー主な一問一答

――仮契約を終えて今の心境は？

「これからジャイアンツで選手としてやっていくんだなと実感がわきました」

――アピールポイント、どこで勝負していきたい？

「キレのあるまっすぐとスライダーで三振をとれるピッチャーだと思うので、ぜひ注目してください」

――目標としている選手は？

「メジャーリーグになってしまうのですが、メッツのデグロム選手です。いつも参考にしてやっています」

――参考にしている理由とどのように参考にしているのか。

「まっすぐとスライダーがすごい選手なので、フォームとかをYouTubeで見て研究しています」

――プロに入って対戦したいバッターは？

「ヤクルトの村上(宗隆)選手です」

――その理由は？

「今年ホームランをすごい打っていて、そんな選手を抑えられるようになりたいと思います」

――村上選手に対してもまっすぐとスライダーで勝負するという考えか？

「まっすぐとスライダーがどこまで通用するのかというのを試してみたいです」

――高校生活も残り少なくなりましたけど、野球以外でやっていきたいことは？

「2年間チームメートと野球しかしてこなかったので、今はチームメートと色々な場所へ遊びに行ったり、トレーニングを行ったりしています」

――1年目での目標、プロでの目標、どんな選手になりたいか？

「まっすぐの強い選手になって、東京ドームで投げる実力をつけたいと思います」