◆国内女子ゴルフ　スタンレーレディスゴルフトーナメント最終日（１０日、静岡・東名ＣＣ）

首位と２打差の５位タイから出た渋野日向子選手は６バーディー、２ボギーで、４つスコアを伸ばし通算１０アンダー。首位タイでスタートした１８歳アマチュア佐藤心結（みゆ）選手のほか、木村彩子選手、ペ・ソンウ選手と並び、４人のプレーオフとなりました。

１８番パー５でのプレーオフ。１ホール目で木村選手が脱落し、迎えた２ホール目。渋野選手は３打目をピンまで約２メートルにつけてバーディーを奪います。

佐藤選手のバーディーパットは惜しくも決まらず。そして最後ペ・ソンウ選手のバーディートライを外した瞬間、感極まり涙を流した渋野選手。２０１９年１１月以来、１年１１か月ぶりとなる国内ツアー５勝目を挙げました。

渋野選手は久々の優勝に「２０１９年の自分を超えるのは難しいと去年は思っていて。ここ最近の自分なら超えられるとちょっとずつ自信を持てるようになってきた。もうすぐじゃないかという勝ちたい欲もおさえて１打１打に向き合ってやってきたかいがあった」と話しました。

優勝の瞬間に見せた涙については「正直ここ何試合か上位争うことがありましたけど勝てると思っていなくて本当に嘘なんじゃないかなと思って涙が出ました」と笑顔で振り返りました。そして完全復活したかと聞かれ「そう思いたいところですけど、自分にプレッシャーかけすぎないように来週から切り替えてやっていけたらいい」と今後に向けて意気込みを語りました。


写真：日刊スポーツ／アフロ