“ペア初結成”福島由紀&松本麻佑組が快勝
◆バドミントン女子団体 国・地域別対抗戦ユーバー杯(現地14日、デンマーク)準々決勝 日本3-0インド
女子の団体戦で争う、国・地域別対抗戦ユーバー杯。大会連覇を目指す日本はインドと対戦し、全試合ストレート勝ちで、準決勝進出を決めました。
決勝トーナメントは、シングルス3試合・ダブルス2試合の計5試合の内、先に3勝したチームが勝ち上がります。
日本は第1試合のシングルスに出場した山口茜選手が、7連続ポイントを奪うなど21-12で第1ゲームを先取。第2ゲームは接戦となりますが、終盤に突き放し21-17でものにしました。山口選手はゲームカウント2-0のストレートで破り、日本は幸先良く1勝目を挙げました。
そして第2試合のダブルスには、福島由紀選手と松本麻佑選手のペアが登場しました。福島選手は廣田彩花選手との世界ランキング1位を誇るペアで、松本選手は永原和可那選手との世界ランキング3位のペアでそれぞれ東京五輪に出場。しかし、廣田選手と永原選手はコンディション不良などもあり、今大会は代表メンバーから外れ、普段はライバルである福島選手と松本選手が初めてペアを組みました。
すると第1ゲームから圧巻のプレーを披露。序盤から15連続ポイントを挙げるなど主導権を握り、21-8で先取します。第2ゲームでは抜群のコンビネーションで相手ペアを圧倒。福島選手の前衛攻撃や、松本選手の強烈なスマッシュが決まり、一度もリードを許すことなく21-10でこのゲームを制してストレート勝ちを収めました。
試合後、松本選手は「初めて試合に出たとは思えないぐらいの安心感があった。自分も余裕を持っていろんなプレーをすることができた」と振り返りました。
福島選手は「自分が前に積極的にいっても後ろで打ってくれるので、そこは任せられるような安心感はありました。みんなで一致団結して、チームに貢献できるように頑張りたい」と語りました。
日本は第3試合のシングルスでも高橋沙也加選手がストレート勝ちを収め、3-0でインドに勝利。ベスト4入りを果たした日本は、現地15日に行われる準決勝で韓国と対戦します。
写真:アフロスポーツ、写真:AFP/アフロ
※写真は東京五輪。左が福島由紀選手、右が松本麻佑選手