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巨人10連敗 4位広島に敗れCS黄色信号

2021年10月16日 19:54
巨人10連敗 4位広島に敗れCS黄色信号

◇セ・リーグ 巨人7ー8広島(16日、東京ドーム)

連敗脱出への執念は見せました。

8点を追う巨人は7回、ウィーラー選手のホームランなどで5点を奪って3点差に迫ると、さらに9回。丸佳浩選手・岡本和真選手が連続四球でチャンスを作り、またしてもウィーラー選手がタイムリーを放って、ついに1点差。しかし、続く中田翔選手が三振に倒れ、猛攻も実らず、敗れました。

これで巨人の連敗は「10」に。この期間、投手陣が踏ん張るものの、打線が打てずに負けてしまう試合が多かった巨人。今度は打線が打ち始めると、投手陣が2試合連続で8失点と踏ん張れず。攻守が思うようにかみ合いません。

試合後に原監督は、「(打線は)一体感みたいなものができつつある」と打線の復調を口にしました。しかし「(序盤の失点が)重かったですね」と話しました。

10連敗については、「それは現実としてね、まだまだ残り試合はあるから、そっちを向いていくしかない」と、残りの試合に目を向けました。

その残り試合。3位・巨人は4試合なのに対して、4位・広島は8試合を残します。ゲーム差は“3”。今季の直接対決はもうないため、巨人はクライマックスシリーズ進出へ向けて、とにかく勝利が求められます。

しかし、さらなる不安要素も。この日の試合で、坂本勇人選手が右手首付近に死球を受けて途中交代。大事には至らず様子を見ると発表されましたが、離脱となれば巨人としては大きな痛手です。

それでも、進出さえすれば何が起こるか分からないのがクライマックスシリーズ。3位死守のため、まずは脱出連敗を目指します。