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駿河台大・悲願の箱根路へ 初出場に涙

2021年10月23日 12:36
駿河台大・悲願の箱根路へ 初出場に涙

◇第98回箱根駅伝予選会(23日、陸上自衛隊立川駐屯地 周回コース、21.0975km)

来年1月の箱根駅伝本大会への出場権をかけ、41校で争われた予選会。各校最大12人がハーフマラソンを走り、上位10人の合計タイムで上位10校が本大会への出場権を獲得できます。

初出場を目指す駿河台大は10時間44分47秒の全体8位で初の箱根路への切符をつかみました。

全体205位、チーム10番でフィニッシュしたのは31歳の今井隆生選手(4年)。「本当に最後ふがいない走りを自分はしてしまった。本来だったら自分が背中を見せて後輩たちを鼓舞しないといけない」と、レース後には自身の順位に悔しさをにじませていました。

駿河台大学に編入した今井選手は去年も予選会に臨みましたが、チームは15位と本大会出場権には手が届かず。今大会に向けては「本当にここまでチーム一丸となってやってきた。監督が今年10年目の節目の年になんとしても箱根に連れて行きたい」と監督への思いも持って臨んでいたことを明かしました。

箱根路への最後の挑戦となった今井選手。全員で勝ち取った出場権に「最後の最後に後輩たちに助けてもらった。チャンスをつないでくれた後輩たちに感謝したい」と感謝の気持ちを伝えました。